京都歩き 2月 4日目 立春
5時57分、眠い眠い。眠いが部屋の電気とテレビをつけてむりやり体を起こす。
脚のマッサージを念入りにして、6時38分、部屋を出る。外は明るくなり始めているがまだ暗い。ガラガラガラと誰かの引くスーツケースの音がやけに辺りに響く。
東福寺駅ついた。歩きながらスマホで調べておいた電車の発車時刻まで15分ある。暖かさを求めて駅前のコンビニに寄る。
改札を通ってホームで待つ。時刻表を見ると調べておいた発車時刻と違う、おかしい。京阪電車のホームにいることに気づいて急いでJR奈良線の案内板を探す。改札に駅員さんはいなかったがもう一度タッチして出ることが出来た。よく見ないとだめだな。
JRホームに移動し、ちょうど電車が着たのでそのまま乗り込む。2分で稲荷駅に到着。現在7時6分。
お参りをしてから稲荷山に登ってぐるっと回る。
思ったよりも登ってる人は少ない。休みということもあり子どもが多い、気がする。
「たぬきーおんでー」「ぽんぽこりんーぽんぽこりーん」「ごりらーおるかもしれへんでー」「ごりらー」「はしらへーん!」
「サッカー好きやからやってんやろ?」「ううん」「え、違うの?誰かやってくださーいていうの」「うん」(誰がいうの?)「誰がいうの?」「せんせい」
「またおじゃましたーい」
「ぞんびはむり。えんまさまはおっきいからおもしろいねん」「おもしろい?」「おにはむり」
「きいろおにがよかった。おっさんのおにやで」
「雨」「雨やね」
売店で猫を撮った写真が売られている。いつも現れる黒猫のことが気になっていたので姿が見られてほっとする。嬉しくなって「この竹に写真集代を入れて下さい。」に募金のつもりでポッケに入っていた50円を入れた。
8時5分、「雪降ってる!あっちは降ってないけどあそこ降ってる」空は青空なのでこれは天気雪とでも言うのだろうか。
ついでに猫が二匹も現れた。「あずき~いたの~」
8時40分、人はそんなに多くない?伏見稲荷駅から神宮丸太町に移動する。
9時半、岡崎公園。今日は平安楽市(てづくり市)の開催日だ。始まるまでまだ時間があるので平安神宮にお参り。
楽市を見て回る。
単にお腹が空いているだけかもしれないが
焼き菓子、パン屋が多い印象。うまそうなバケットと大きなパンを買った。パン2つで一気にリュックが重くなった。
「うずまさにお店があります。お茶飲みに来てください」
コーヒーをテイクアウト。
「おうちでも新鮮なコーヒーで淹れると美味しいですし、見た目もいいです」
出町柳のふたばに行く。その後は京都御所に行く。
明日には帰るので行きたいところは今日行かないといかん。
出町ふたば
「横断歩道の向こうに列ができてますのであちらにお並びください」
休みの日のふたばすごい。豆餅と花だんごは早々に諦めて手ぶらで京都御所に向かう。
京都御所
「あの住まいのところは夏でも涼しそうでしたね」「緑も多いし、お庭とかもあるしー」
およっおよっおよっおよっと鳥の鳴き声が聞こえる。
自宅では見ない鳥だろうなと思って調べたら「およおよと鳴くカラスのオヨちゃん」というような動画が出てきた。カラスでした。
寺町通りの村上開進堂に向かう。お休み。
新京極のオランダ屋でカステラをひとつ買う。中に白あんが入っているのか。70円ならもうひとつ買えばよかった。初めて食べた。
築地で休憩。ムースケーキも初めて食べた。
「初キッスは鴨川でみたいな~」
この際なのでレストラン菊水にも入る。もちろんここも初めてだ。
ホテルに戻ってパンを下ろして東寺に向かう。
大型バス三台かぁ…明日にするか。
京都駅前のイオンの本屋に捕まり、もういい時間なので夕飯買って帰ります。
せっかくなんで京都タワーに…いやでも本屋で散財したのだから大人しく帰って冷や飯を食うべきでは。
いやいやでも東寺の入口にも書いてあった。
「諸法は縁によって起こる」と。
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