万燈式ダイエット 15日目

体重94kgでした。
あんまり変わってない。

今日も晩御飯でフルコースを頂いてしまった。
連日ごちそうばかり食べています。

しっかりお肉寿司もあったのでこれはケトン下がるだろうなぁ。
しかし白米ってとっても美味しいね。涙が出そうになる。

塩で食べれれるお肉しか最近食べていないので
贅沢だよなぁとは思っているけれど
やっぱり塩で食すると太らないですね。
これは本当に不思議。

しかし店舗で食べると
塩で食べられるお肉は
100g8000円を超えてくるね。
だいたい和牛A4等級だとそれくらいになっちゃう。

外国産のお肉は基本塩で食べるようにできていないってこともわかってきました。
基本BBQソースで食べるのを是としている文化だもんね。
コストコでヨシダソースが売ってて、個人的には全然好きじゃないんだけど
あれをBBQソースしかもスペアリブ用みたいなイメージで食べると
美味しいのかも、と気づきだしてきました。
BBQと焼肉は似ているけれど、似て非なる文化的歴史なんだと理解。

アメリカはお肉の質はプライムかそれ以外かという分け方で、プライムをステーキで食べる。
それ以外はミンチ。
割り切り方がすごい。
そしてソースも万能ソースケチャップを産んだ文化だから、BBQソースも様々なものをブレンドしたどろソースが基本。ソースもお肉も味が強め、じゃないとだめってことで。

日本はソース文化が弱く、醤油や味噌、魚醤などさっぱり系。お肉も丁寧に柔らかさとサシを基準とした評価軸を作ったおかげで
バリエーションも豊富。
部位ごとの食べかたの違いとか、これってすごいことだよね。
部位ごとでソースも違うわけで。
日本はソースと言わずタレと言いますが。
そもそもタレってなんなんだ?って思いながら、日本独特の表現であると気づく。
さらに箸を使って食べるからお肉も小さくカットするし
焼肉ってほんと日本の食文化の宝石箱やーって感じです。

海外と日本でのお肉の食べ方の違いだけで、食文化的な書籍がかける気がしてきました。誰が読むのかはわからないけれど、自分のために文化的背景と歴史を把握して、今後自分の食文化の治験を深めるためにも今の所の知識を記録しておく。

アメリカの食文化は
ケチャップとフードチョッパーの発明にある。
ケチャップはハインツがメジャーにしたけれど1800年代、アメリカの輸送物流網は整っておらず、あれだけの国土に鮮度の良い食品を届けられなかった。国民の7割が食中毒だったとか。
その状況を改善するために保存食の発明で、ケチャップの瓶詰めが発明された。中身が見えて、腐っていない安心感と白人も黒人も好む、無敵の味、トマトペースト。
一方でお肉も流通でもう青くなったようなものですら売られていた時代、それでもお肉は熟成肉とか言うくらいなので焼けば意外と食べれたりするわけで、こちらは保存食というより何でもかんでも食べてしまえ、という合理性から、骨すら砕くフードチョッパー(ミンチ肉製造機)が発明されて
プライム以外食べないアメリカで大量廃棄されるお肉をすべてミンチにしてハンバーグにしてケチャップかけて食べてしまえとのことで、食糧事情が大幅に改善されて整ってきた。

あとは適当にパンとかスープで食卓が彩られていく。だいぶ途中をはしょるけどそのアメリカ文化の究極系がマクドナルドというわけですね。最強。

あとは保存食を極めたものがアメリカ最強の称号を得るわけだけど
そこにはケロッグの医療食事を目的としたコーンフレークを始めとするシリアル。軍事輸送で軽量でかつエネルギーの塊を運べる、ハーシーのチョコレート。チョコオンチョコの王様M&M。そしてすべての食品の究極系、冷凍保存の王様ゼネラルフーズ。表にはあまり出てこないけれど穀物メジャーのセブンシスターズ。
そして前述のケチャップのハインツ。

これら企業群が万人受けする保存食兼栄養食として大量生産モデルを確立したわけで、既存のアメリカ食産業はすべてこの企業群の意思に則って作られ、食文化も深められてきている。

要するにソース文化と穀物大量消費の集大成のお肉、をかけ合わせる食事がアメリカ食文化、つまりはグローバルスタンダードになっているって言うことですね。

一方で日本は魚と畑が基点となり、魚醤と醤油、そして絞りカスの味噌、で発酵食品をベースとする。保存食というより少し腐らせる、というアメリカとは違う保存方法を編み出す。かなりかわった白黒つけない日本的発想で調味料が作られる。お肉は全然食べる文化はなく、長崎ですき焼き(醤油漬け牛肉)が牛肉食文化の発祥。それでもカステラほどの飛び上がって旨い!って喜んだようでもなくて、おそらく日本人の味覚には合わない味の強さだったのだりと思われる。
しかし第二次大戦後の食糧難もあり徐々にお肉が広まり、最初は闇市からホルモンが焼かれて食べられてひろまっていった。1946年とか。まだまだ歴史は浅い。
お肉=高級(輸入禁止)ということもありお肉文化はなかなか広まらず。しかし藤田田率いるマクドナルドによりミンチ肉到来。ハンバーガーショックが起こりそこから牛肉が一般化。
醤油から味噌から、色々な味が練りだされ、てりやきソースが開発。
これが日本のお肉につけるソースつまりタレ、になる。

あとはもったいない精神の強い日本独自のお肉のカット文化とそのカットを自由にする包丁鍛冶文化(刀文化)がお肉の枝肉にバリエーションを付与することに。

アメリカはケチャップソースとフードチョッパーが。
日本はテリヤキソースと包丁が、今日の牛肉文化に彩りをつけたのだろうな
と推測しつつ。

本日は就寝いたします。

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