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note42: ドバイ(2011.7.12)
【連載小説 42/100】
昨日の夕方から1泊2日をかけてドバイで人気のオプショナルツアーに出掛け、興奮と共にホテルに戻ってきた。
参加したのは「デザートサファリ」。
夜の砂漠へ4WD車で出かけるツアーで、夕方出発夜中帰りのプランが多いようだが、砂漠で一夜を過ごすオーバーナイトサファリのプランを選んだ
実はドバイでは市内から50分程度も走ればそこは砂漠の世界。
間口は高層ビルが林立する近代都市ながら、その奥には人工物なきアラビアンナイトの世界が広がっているのだ。
ジェットコースターのごとき砂丘のドライブ。
砂漠のバーベキューディナーとベリーダンスショー。
遊牧民族になりきってのキャメル(ラクダ)ライディング。
これらのメニューに加えて砂漠に沈む夕陽と昇る朝陽、満天の星空見学がついてくるのだから、こんな贅沢な体験はないといっていいだろう。
ところで「デザートサファリ」をオプショナルツアーと紹介したが、旅行業界はこの「オプショナルツアー」という表現を考え直すべきではないかと思う。
「オプショナル」は「選択」や「任意」の意味だから、そこには旅した先でついでに楽しむ“おまけ”のようなニュアンスが伴うのだ。
各国を転々と旅しているのと身にしみて思うのだが、その土地が持つ歴史や文化の多様性を学べるのは何よりも現地でライブに体験するツアーの数々を通じてある。
世界一周の旅は「点」としての都市を「線」のフライトでつなぐことで表現できるが、例えばgoogle-mapで俯瞰して見るそのルート自体は「移動」を示す結果でしかない。
「ハブ&スポーク」なる表現があるが「点」としての都市群は基点としての「ハブ」でしかなく、そこから出かける“小さなツアー”のひとつひとつが旅の本質部分となる「スポーク」なのだ。
それは時に世界遺産の見学であり、時にミュージアム探訪であり、またある時は小さな屋台で味わう郷土料理の食体験…といった大小様々なアクティビティであり、その集積によって旅は魅力的な総体に組み立てられるのである。
都市や町を訪れた先に準備されている魅力的な観光商材を任意の選択商品呼ばわりする習慣は捨てた方がいい。
むしろ「スポークツアー」などと呼んで、その魅力を前面に売り出すプロモーションを展開する方が21世紀的な観光戦略なのではないだろうか?
「ドバイを訪れたなら魅力的なデザートサファリのオプションに出かけませんか?」といった“旅のついで”のお誘いではなく「デザートサファリで砂漠のアラビアンナイトを過ごしませんか?」といったストレートなメッセージを旅人に投げ掛け、そこに「そんな夢の一夜をドバイが準備しております」と続けた方が期待は深まるに違いないからだ。
さて、今週末に移動する次なる訪問地は以下のようにトルコのイスタンブールに決まった。
>>>>> Dice Roll ⑧/2011.7.9-20:00<<<<<
Dubai → Istanbul
【イスタンブール Istanbul】
次の訪問地はアジアとヨーロッパの両大陸にまたがる大都市トルコのイスタンブール。
7/15のフライトはトルコ航空の予定。
※搭乗便は決定次第ご連絡します。
>>>>>SUGO6 Support Desk<<<<<
トルコは今回の旅で是非訪れてみたかった国のひとつだった。
「1」か「2」の目が出れば訪問できることになっていたので「2」が出喜んでいる。
また「3」以上の目なら訪問先は全てアフリカ大陸になっていたから、いよいよ「SUGO6」の旅もアジア最後の訪問地となる。
※この作品はネット小説として2011年7月12日にアップされたものです。
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