note94: クライストチャーチ(2011.12.23)
【連載小説 94/100】
前々回、ジェームズ・クックの「エンデバー号」をはじめとするいにしえの海洋探検船の名前がスペースシャトルに引き継がれていることに触れたが、太平洋に漕ぎ出して誰も知らない新大陸を目指した西洋冒険家がようやく発見した島で出会った先住民の存在とその驚きを現代におきかえるとどうなるか?
その存在の可能性は別として、宇宙飛行士が火星人や金星人と遭遇することに等しいのではないだろうか。
「そんな馬鹿な」と一笑に付されるかもしれないが、想像力を働かせてもらい