子どもが主語の学校へようこそ
著者の森万紀子さんは中学校の校長先生でした。
教室に居られない不登校になりそうな生徒に
「校長室でもよかったらどうぞ。ほかの部屋だっていいし」
「どこなら大丈夫そうかな?」と選んで決めてもらっていた先生。
この本には学校だけでなく様々な組織やコミュニティ運営に通じる、アイデアやデザインがあちこちに書かれています。
「なぜか、本当か、正しいか。」
何となくやっていることを一度考えてから進みたいです。
「子どもが主語」の学校へようこそ!というタイトルですが、
私には、自分自身のオーナーシップに目覚める
「自分が主語」の私たちへようこそ!とも読めます。
あたたかくてやさしくて寛容な私たちへ。
以下、2箇所から引用します。
「あなたたちのためにはこの方法が一番いいんだ。だからこうしなさい」という、従順な人を育てる時代はもう終わったのだと、自覚しなければならないのです。
「校長のリーダーシップ」という言葉をよく聞きますが、リーダーは三角形の頂点に立って人を動かす人ではありません。多様な教職員をさまざまな場面でリーダーにできることが、私が願うリーダーシップです。
本に書かれたサインです。
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