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実践するドラッカー・思考編(4) 2010.01 佐藤等 編著

なすべき貢献は何であるかという問いに答えを出すために3つの要素があります。
・状況が何を求めているか
・自己の強み、仕事の仕方、価値観からして、いかにして最大の貢献をなしうるか
・世のなかを変えるためには、いかなる成果を具体的に上げるべきか

限られた時間を適切に使うには、いつまでに何をすべきか、今日何をすべきかという具体的な行動プランが必要です。
目標は、やや実力を上回るぐらいにストレッチして、測定可能な形で設定すること。
アクションプランは、目標達成までのプロセスを考え抜いて設定します。ゴールから逆算して、どこで、何を、いつまでに行うのかを決めます。
一つひとつの行動については、「〇〇を行う」と具体的に書き、翌朝からすぐ動ける形にしておくことが大切です。

ミッション:進むべき道。追求し続けるもの。
ビジョン:期限つきの到達点。そのイメージを鮮明化させればさせるほど、たどり着く可能性が高まります。
目標:ビジョンはいくつかの目標に分割することができます。

聞け、話すな。

仕事は、ほとんど自己完結することがありません。顧客が価値を見出してくれなければ、何の成果にもなりませんし、成果を生み出すには、組織の内部で貢献というバトンをうまくリレーしなければなりません。

高い基準を満たすには、いま、組織やチームに対して自分がどんな貢献ができるか、将来はどんな貢献を果たせるようになりたいかを問い続けることです。欠けている部分がわからなければ、その差を埋めようにも、埋まらないからです。
もちろん、自分だけでそのことに気づくのは難しいでしょう。お互いに、なすべきことは何か、欠けているものは何かを指摘し合うことは、人材開発の最大のポイントです。
言い換えると、他人の自己開発を刺激することです。

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