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東扇島西公園が釣り禁になればいいと思っている人は意外と多いって知ってる?

『東扇島西公園は利用者のマナー悪化が原因で無期限釣り禁止となりました。それぞれに釣り人としてのあり方をお考え頂き今後の釣り人生に活かして頂けるよう期待しています。川崎市港湾局』

ある日こんな立て看板と共に東扇島西公園が釣り禁止になればいいと思っている人は意外と多いようです。

勿論、本来は貴重な釣り場がなくなる事を釣り人が求める訳はありませんが、一部利用者のマナーがあまりにも悪く釣り禁止措置を求めている釣り人も少なくない事は事実です。

悪名高き釣り場はいくつもありますが東扇島西公園をその筆頭にあげる人は年々増えています。

最近一番問題になっているのは釣り場の独占使用です。縄張りを主張する反社会勢力のような態度で仲間内で釣り座を確保しリレー型式で独占使用を続けます。12時間ほど釣りをし終わる頃に別の仲間と入れ替わるので何日と釣り座が空かない状況が生まれ特に週末の先端付近は私有地のようになっています。

太刀魚や青物が釣れる秋はそれが激化するので最近は川崎市港湾局も動き始めているようです。場所取りに細かなルールを設けるなんて事が可能かは分からないし西公園の先端付近だけ立ち入り禁止にしてしまうという措置も考えられていくのではないかと私は想像しています。

リレー型式で独占使用していない個人はそれには該当しないと思っているでしょうが、一人で36時間とか釣りをしている人も多いので、入れない人からは同類だと思われている事も自覚すべきです。

次に火気の使用が気になります。東扇島西公園は“公園”なので当然火気使用禁止です。公園規則にも書いていますし看板を見落としたとしても火気厳禁だろうと考えるのが普通の大人です。

しかし夏はBBQをやっている人を見掛けますし、寒い冬はカセットコンロや屋外用ストーブで温かい食べ物や飲み物を作っている人がいます。全て違反行為になるので慎みましょう。

次は釣りに関する事ですが泳がせ釣り師や鯵釣り師が夜間にサビキをする際に集魚灯を使用していますが神奈川県では禁止行為に該当します。『小さなライトで照らす程度であればいいんだよ。』という勝手な意見も耳にしますがルール違反をせずに鯵くらい釣りましょう。モラルと釣り技術の問題です。

あとこれには明確なルールはありませんが東扇島西公園の釣果を見て疑問に感じる人は多いはずです。マゴチのシーズンには小型大型気にせずみんなで釣りまくりシーズンに何匹釣れたかを競っている人達がいます。「駆除活動をしているのか?!」とでも思わせるその光景に冷静な釣り人はドン引きしています。

「小型のマゴチはリリースしているしいいでしょう」という理屈みたいですがそれが魚にいいとも思えませんし、もう少し「釣らない勇気」「釣りをしない判断」を大切にしてはいかがでしょう?

「自分は何匹か釣ったしもういいや。他の方に譲ろう。資源を大切にしよう。」とならないのが不思議です。

つい最近網走港で秋刀魚が爆釣し1000匹釣ったという人が大炎上していました。疑問も感じずそれを報道するテレビ局も変ですがなぜ釣り人はこの様な愚行に走るのか理解ができません。

2021年の東扇島西公園は青物の当たり年で私も3回釣りをしてブリ1ワラサ2を釣りましたがそれ以降は泳がせ釣りを行いませんでした。それ以上釣っても仕方がないしまだ釣れていなくて釣りたいと願っている人が多い事を知っているからです。

中にはシーズンに50本以上ワラサを釣ったという人もいました。ブリを釣りたいという本音が暴走しワラサを釣り過ぎたのでしょう。ご本人は「無駄にせず全部食べるから!」という建前でしょうが、「一人でも多くの釣り人に機会を譲る」「水産資源を大切にする」という発想は毛頭ないように感じます。

ブリとワラサを釣り分けるのは難しいですがブリを釣りたいのであれば群で動くワラサが少なくなった頃にやるべきです。

私は東扇島西公園が釣り禁止になる事は望んでいません。もしそうなれば周辺の釣り場に及ぼす影響も大きいでしょうし別の場所で同じ問題が起こる事が容易に想像できます。それにほとんどの釣り人はルールやマナーを意識して釣りをしているので彼らが釣り場を失うのはやはりおかしいのです。

しかし何の対策もなければ状況も変わらないでしょうし、先端付近だけ釣り禁止にしてしまうのも一つの手かと思います。あそこが争いの現場ですから。もしくは先端付近だけ柵で囲って予約制/有料化するか。

釣りにくくなるだけなのでその全ての意見に好意的でない人は多いでしょうが、“公園”である事を今一度思い出して頂きたい。

全ての人間が使えないのはおかしいのです。

最後に公園管理者の現状把握についてお話します。どこの釣り場もそうですが管理者より釣り人の方が実情を把握しています。管理者は日々の仕事があるので毎日釣り場に来て問題点を見付ける活動はできません。よって警備会社に依頼して巡回を行っているのでしょうがそれが効果を生んでいる実感もないでしょう?

生の声を届ける事が大切です。気になった事、憤りを感じた事、問題点は全て管理者に報告すればいいのです。ただ苦情受付センターではないので「公園の環境を共によくするために話している」という基本姿勢も大切です。



◾️川崎市 港湾局川崎港管理センター港営課
   044-287-6034


こちらが川崎市のHPに記載されている問い合わせ先です。東扇島西公園を利用する者としてより良い環境に育っていく事を心から願っています。

「自分は何の問題もない」と思っている方も今一度自身の行いを振り返ってみましょう。私も反省すべき点は見付かりました。改めていきたいと思います。





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