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[ナチュラルボーン・エゴイスト]

滅茶苦茶な速度で地を這う乗りもの
ほうじ茶は飛沫しぶきも上げぬすぐれもの
予想だにしない旅路を流れ流れゆけば
さらば最速で旅々 終わる音

夜更かし明かしの翌朝の喉元
君のちょっとは何時間だったこと
海底のトンネル たわむれに息を止めてみれば
それは最悪の旅々 終えること

鏡恨むほど君を愛するよ
花も恥らうりっぱな乙女を
鏡映る己にも肝を冷やしながら
エゴイスティックな今日にトドメを刺す

滅茶苦茶はやめてと月夜隠すほど
煎じては飛沫を上げた夜の鼓動
私情さえ棚上げた君と僕との隙間に
そんな再来を度々 越えるごと

使い古した仕組みを組み込んで
あるいは組み込まれたが今かそれとも
10分や半年が過ぎ去る 惜しいのは一体
地団駄を踏んだ 思ってもないけど

鏡恨むほど君を愛するよ
花も恥らうりっぱな乙女を
鏡映る己にも肝が据わり
ナチュラルボーンな行為は止めどなく

純真を失いたくないと
美しくなければと
愛など ただ苦しみの素
誰かが教えてくれた

だから最終の旅々 逃せないんだよ

鏡恨むほど君を愛するよ
花も恥らうりっぱな乙女を
鏡映る己にも肝を冷やしながら
エゴイスティックな今日にトドメを刺す

鏡恨むほど君を愛するよ
花も恥らうりっぱな乙女を
鏡映る己にも肝を冷やしながら
エゴイスティックな明日が幕を開ける

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