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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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#人生

[30th Station]

泣きそうな俯きは最後のピース ポケットに彼持ちのレシート さかのぼる詩情の街並みも まるで偽物アート色 かなり擦り切れたデニムと 車窓にメタリックな湿りが この日限りもその日暮らしも 憎めない"ソレ"ごと洗うように さまよって 手を伸べて 聴きなれた乗り換え案内の隅々へ くすぶって 手こずって 見知らぬ数多に戸惑っているなら どこかで何かがあったのでしょう 素敵な手紙をしたためて どこかで何も知らないあなたが 昨日の夢に縋るのは、嫌、よしとこう 悔しいけど悔いなどない

[へその緒]

浜の色は移ろう さざなみが潮煙る 誰が何を尊ぶ 晴ればかりの子供靴 この自由な時代 知らなくてもいいよと 君は飲み込んだ 少しこぼしていた 人は旅を求める 冷えた街を蔑む 時を追えど捉えず 僕の声は留まる どうか触らずに 大丈夫でいたいだけ ささくれみたいに 折れて痛いだけ 紡いでは紡がれる 信じれば救われる 音が鳴り元通り 風が指を宥める 褪せた日々を眺める 郷に還れと響く 的を射るよエピローグ 生まれは決して 自分で離れてゆかない 臍の形と 御国言葉

[格子を飛び越えて]

例えば 色褪せた口癖を 耳にする喧噪に何故か 足がすくんでしまうほど 魔法は 甘美で壮大だ 例えば 色づいた桜木を 今年も 目を逸らしやり過ごす ただ御伽のような記憶は 人をこんなにも苦しめる 思い出すのを拒むように アルバムごと棄てればいいと 誓った離別に背を向けても 想いの火は燻ったままで 触れさせて… 時の格子に縛られて 人は交わり別れてゆくよ 向こう岸 ともに飛び越えられると 昂るだけの若気の至り 破れた青春を抱きしめて いつかまた二人 出逢えた時は 継ぎはぎの翼

[Lively]

朝が来て 日の出を少し過ぎた頃 ふと起きて やけに体が心を急かす 5時の踏切が あたらしい街の産声さ 昨日降られた夕立が 足元で名残惜しげに Misty town, when new lives are born no longer you can stay here alone. 人生は美しいね 喜びを語る詩が 幾千ともなくあったり あなたの名前だったり 笑い合ったりしているうちに どれほどを見てきたの 僕ら長生きしなくちゃね あなたの 一言噛み締めながら 坂道を 太