シェア
君とは一緒にやらないよ 彼ともどうにもならないよ 虚しい一人芝居だ 知って待って会って切って 鏡はとうに写らないよ 夢にも溺れてられないよ 魂破戒したいな 立って行って演って倒れた頃には だんだん楽しくなって ちょっと試してみよう お前も だんだん愉快になって もっと増やしてみよう かげふみ陽射しが無いよ あやとり覚えてないよ 外でも中でもいいよ 押して引いて殻に籠って 防人便りがないよ 酒盛り気休め程度 話が違うじゃないの 無いよ愛も終の自由も ギブアンドテイクじ
例えば「明日が晴れたら死んじゃおう」みたいな まるで気分屋 人質のような言葉を吐いてさ 結局 決められたように 止まり木にしがみつく きっと多分ね 星占いの方がアテになる 相も変わらず 照れ笑いの君が好きな僕は 操り糸みたいに かたちばかりの身体を持てあます うんと長くなった鼻筋を叩く勇気すら 出せずに人のことばかり毒づいている こんな木偶の棒よりも 木霊に宿されて僕は 飛んでゆきたい 昨日と明日の狭間で浮かびたい だって今朝のどんより雲 予感が邪魔をして僕は 声にならな
内側から壊れそう 外側から剥がれそう そんな感覚 燐が肉薄 独房は摂氏三十五度 白壁が蔑視千手観音 そんな感覚 千のナルシズム 脳水槽から 俺だけを引き抜いて 馬鹿げた苦しみと知りたい あるいは電極を抜いて お前を惜しむ気持ちすら 呪いよ揮発性であれ その時は お前を道連れにしたい 誰かに連なるくらいなら そんな計画 恋慕の呪縛 軽薄に酔いたい 重圧に潰れたい 瓶の催促 とんだ迷惑 脳水槽から 俺だけを引き抜いて 馬鹿げた歓びと知りたい もう一度電極を挿して お前を
思い残してるんだ 遠い昔のこと 鈍ま足で先を越されちゃったこと 馬鹿馬鹿しくて涙が出るわ 慣習厳守半周遅れで藻掻いてな 年がら絵柄 貼っつけておいたら 私の通りすがりなんてチョロい どうか見透かされず永遠の嘘を 難易度イージー 全知全能 よ、 るの 駅前 満天の知らん顔 たまにはいいこと言うね、的な 続かない言葉で私を撫でてよ、 くを編み上げた 手と手をどうか繋がないで 夜景を乗り回すのは疲れるから Bottom of top? Top of luck? 成り行きのア
愛してるって本当だ 大事だよって本当だ いつまでも二人で響かせていようね 純粋だって本当だ 共鳴だって本当だ どこまでも内側で響かせていようね アイリス アイリス 今夜はもういいから アイミス アイミス 涙で目隠し 繋がっていよう 君を裏切るのは本能だ 君が傷つくなら本望だ 君は君で僕は僕 忘れないでね 愛憎なんて合同だ 感情だって盲導だ 君は君じゃなく僕のもの 覚えていてね 愛してるって言葉なら 大事だよって言葉なら 淀みなく 曇りなく 気づかせることなどなく 純粋ぶ
泣きそうな俯きは最後のピース ポケットに彼持ちのレシート さかのぼる詩情の街並みも まるで偽物アート色 かなり擦り切れたデニムと 車窓にメタリックな湿りが この日限りもその日暮らしも 憎めない"ソレ"ごと洗うように さまよって 手を伸べて 聴きなれた乗り換え案内の隅々へ くすぶって 手こずって 見知らぬ数多に戸惑っているなら どこかで何かがあったのでしょう 素敵な手紙をしたためて どこかで何も知らないあなたが 昨日の夢に縋るのは、嫌、よしとこう 悔しいけど悔いなどない
近づくことで狭くなるもの 貼りだすことで気づいちゃうもの 既読無視だけが確実な君の心 称えることで傷つけるなら 甘えることで独りになれば 持つべきものは切り札 だましだまし 暮らす日は見透かされてる ひどいきづきだ 秘めろ 秘めろ そいつをただ 暴くためか えらいひずみだ 決めろ 決めろ 全ては神の名のもとに 蹴散らす言葉 溶けてゆく午後 飲み干すことでまた渇く喉 伸びる手を止めてくれるハズもない、や さといやろうだ 撥ねろ 撥ねろ 非合理な とめはねはらえ はなのお
エピローグに代えて 君は今でも泣いている 隣に座っている 二人のどちらが待っていたって 僕には違わないんだ エピローグに代えて 君を今でも覚えてる 生け垣を照らすのは隙間だけ 上手な手の繋ぎ方なんて 初めが駄目なら全部ダメ 中身が全部漏れていっても 同系統色パッケージ エピローグを込めて 車がバイパスを騒ぐとき 年を指折り数えるとき 間違いでも知っている 居場所を知っている 傘の手元に奪われたもの つき返されたらあっけない 赤い花を香れば 今でも確かに求めている 証
恋に落ちた 叶わないから 紙飛行機で飛ばしたいな あの子は遠くの子 色んな気持ちを 木の陰で口ずさんでいた 空に消えてしまいそうだ あの子は遠くの子 僕が言ってることは 光が目に張りついてるみたい ぼんやりしてうごめいて そこにある 身体の隅々を知って 僕には全部が眩しい だけどなんだか忙しそうに 遠くで泳いでる あの子は遠くの子 少しだけ節操がなく 天邪鬼がとてつもなく 数えだしたらキリもなく 間違いのような気がしてる 恋に落ちた 叶えたいなんて言わないよ ただ
ひと時の夜風が聴こえてくるよ ある夏の日の夜のこと 雲影が月と戯れている 止めどない気がするだろう ひとしずくにもしも込められたのなら 海原を漂いながら 体から力が抜けていく ただ港がつまえるのを待つ 明日が来なければと願う 凪いだ港のように あなたの胸の中に眠る 巴の港のように ある夏の夜のこと ひとこと夜風の置き手紙を見た あの夏の日の夜を超えて 過ぎてしまえば微睡むような 日々も金縛りではないから 明日が来ることでまた あなたを恋しく思えるのなら 決して必ずと