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日常的郷愁メドレー(歌詞まとめ)

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早いとこ曲をつけてあげたい
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2022年12月の記事一覧

[META-い-VERSE]

この歌は 音楽のおくりものって 歌のパロです 歌詞がメタいと 笑えばお前は 面白がってくれたよな この歌は 眠れない微熱の夜に 書いた歌です おやすみなさいと 微笑むお前を 追い出すこともできないで ランタン灯を 絶やさないよう 三年前を 忘れないよう マンガン電池 捨て方知らない 嫁に来ないかと 言ってしまえたら この歌は メタバースの奴らには 届かないだろう 彼ら自分を すげ替えた先に 何が残っているんだろう この歌は お前が好きなバンドに 寄せてみたんだ 意地汚

[天地無用]

途方もない数の絵画を 担ぎ出そうとしてすぐにへばった 憮然とした顔の僕は 天に吐く唾が無い 天に吐く唾が不足 ひび割れたベロ やるかたない今朝のニュースが 頭の片隅を占拠して 機嫌の悪い手癖で マーガリンが落ちる マーガリンが脳裏 攫ってゆくよう 天地がすり替えられる夜 中心軸を見ておきなさい 天地をすげ替えられたなら まずは床面の 埃を落とす 可愛げない君の言葉を 飲み干しても七方は美人で 怪訝そうな顔尻目に カーディガン破れば カーディガンの下は ゼンマイ仕掛け

[格子を飛び越えて]

例えば 色褪せた口癖を 耳にする喧噪に何故か 足がすくんでしまうほど 魔法は 甘美で壮大だ 例えば 色づいた桜木を 今年も 目を逸らしやり過ごす ただ御伽のような記憶は 人をこんなにも苦しめる 思い出すのを拒むように アルバムごと棄てればいいと 誓った離別に背を向けても 想いの火は燻ったままで 触れさせて… 時の格子に縛られて 人は交わり別れてゆくよ 向こう岸 ともに飛び越えられると 昂るだけの若気の至り 破れた青春を抱きしめて いつかまた二人 出逢えた時は 継ぎはぎの翼

[看板娘]

よくも僕を信じなかったね 君は看板娘 都会の交差点に泣き顔で 何かを書き込んで消えてった 僕の方にも何か書き置いたな この おせっかい娘 最後まで疑ってて悪かったな まあ 従ってみよう 点と点を結べば線になるって いつから君は知ってたの? 走れ 走れ 追い越して 海月に見とれたあの夏も すぐに突き放してゆけ 同じ未来をみた僕らなど I'm believin' in ya future!! 負け惜しみも いつかのタイヤ跡 よくも僕を信じなかったね 君は看板娘 都会の交

[遠く橙]

郊外電車は海辺をなぞって 錆びついた香り 振りまいてゆく 逆向きのホームで君が 週末色へ手を振った 季節の狭間に咲いた 二人で見つけた花 ミニバラ はためいては数え そっと 傷つけないようにと触れた 代わるがわるに顔を歪めて 愛する難しさを抱きしめた 僕が指さす僕の宝物 君の瞳が灯す青玉を 君が振り向かず駆けだした音 そんな暇ないよって言った音 お天道様は役目を終えて 足跡はいずれ波間に消えて 最後に僕が吐いた大嘘を どうせ君は知ってて受け取った 週末色は遠く橙に輝い

[君の幸せ、願うだけ]

夏を大事にしまうには 秋が長すぎたかもしれないね 眠れるはずもないな シングルは一人のために 懐かしい歌を口ずさんで 僕は君を忘れない 結露が伝うように 表面が歪むように 視界が滲んだなら 終わりのしるし 子供に見ていてごめんね 色も女も移ろうならば コミュターレイルの最先端で 君は時代をつまびく 雪崩が崩れるように 水面が砕けるように 世界が弾けるほどの 終わりのかなしみ 春まだ来と言うには 冬は序章に過ぎないね きっと疲れてしまったのだ 君は薄氷のよう 師走を

[惨状ロカビリー]

増加傾向の桟橋 ダウンタウンを淘汰し トラムカーブにタンバリン 利率暮らしに立ち込める暗雲は 良好 陸の孤島 雨予報 五分五分の模様 良好 陸の孤島 雨予報 五分五分の模様 冷蔵庫のシャンパンと 唐国チキン 追い風待ち 崖っ淵 武士は食わねど高楊枝 季節外れ プラス気温は 大漁 閑古鳥 どっちも同じ 良好 陸の孤島 雨予報 五分五分の模様 良好 陸の孤島 雨予報 五分五分の模様 冷凍庫の惨状と 日露の飢饉 ファール線 際どい決定打 転がり落ちるミリオネア 移転準備のゴ