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コーヒーは現地で楽しめ【12.コロンビア🇨🇴】

南米コロンビア。その国名を聞く事はあっても、渡航する機会はなかなか少ない国だろう。日本からは米国を経由し、首都のボゴタまで20時間ほどかかる。

コロンビアの治安の悪さは有名だが、人々はいかにもラテン系、と思わせる陽気な笑顔で人懐こい。

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日本人にも好意的で「日本語で息子たちの名前を書いて欲しい」と頼まれたこともあった。 

スペイン統治下時代の街並みが残るロマンチックな旧市街地と、高層ビルが立ち並ぶ中心部。新旧が混在する姿は魅力的だ。

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コロンビアはコーヒーの国でもある。急勾配の山肌で、人々は手作業で100年以上も栽培してきた。「コーヒー産地の文化的景観」として世界文化遺産にも登録された。

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ボゴタ市内にある国立大学近くの国営カフェでコーヒーを飲んだとき、そのおいしさに驚いた。雑味が全くなく、ブラックでもほんのり甘みを感じる。香ばしい香りそのままの味。大量に買い、スーツケースにいっぱい広がるコーヒーの香りに大満足だった。

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しかし出国日の空港で、係員はいきなり、コーヒーの袋をカッターナイフで切った。慌てる私に、「コカインを隠していないか調べるため」。

その厳しい検査に懲りた私は、それ以降「コロンビアコーヒーは現地で楽しめ」が教訓となっている。

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(※2016年9月16日✍️西日本新聞夕刊コラム

「珍国に恋して」より


新聞社のサイトで、空港での検査のやり取りなど、もう少し詳しく書いています。

https://fanfunfukuoka.aumo.jp/articles/80952



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