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【7/9】三ヶ月ぶりの旅は名古屋! 大歓楽街の酒場をゆく「またまた新栄の『田分一(たけいち)』で、思う存分絶品料理を食べ尽くす!」

さて、名古屋二日目の夜です。件の知人と再合流し、新栄駅から程近い、前の日も訪れた「田分一」を訪れます。「後悔するくらいなら行動してしまえ」と思っての再訪となりました。


ということで、名古屋二日目の夜がやってきます。夕方5時、岩手出身、名古屋市名東区在住の友人が再び市営地下鉄東山線に乗って、新栄駅まで出てきてくれました。

わたしは「東横INN」からシェアサイクルで新栄駅付近まで移動し、ポートに自転車を戻してから、知人と合流です。

「連日連れ出す形になっちゃってすまんねえ」
「いえいえ、ぼくも呑みに出るきっかけ作ってもらってるんで」

といった具合で会話を交わしながら、この日の目的地「田分一(たけいち)」へ向かいます。

前の日にも訪れた新栄の名酒場「田分一(たけいち)」ですが、まだまだ呑み足りない喰い足りないので、知人と一緒に再来訪です。

ぷっはーーー

まずは前日と同様、キリンクラシックラガーをもらい、手酌でぐいぐいっと呑っていきます。この日も好天だったので喉が渇いており、冷え冷えのビールが最高に美味く、思わず知人と顔を見合わせて「いやーー、最高だねーーー」とにやり笑みがこぼれます。

この日は小上がりを予約していたのですが、ご主人が配膳のたびにいったん厨房から扉を開けて外の通りへ出て、店の入り口へまわって暖簾をくぐって中に入り、小上がりへ酒や料理を供してくれるという動線となっています。

つまり、ご主人が立つカウンター内から、直接小上がりへ向かうには、いったん外に出るのが最短ルートということらしいです。

最初の三品

注文を知人に任せると、知人は「まずは、さっぱりしたものをいきましょう」と、茹でブロッコリ、ワカメとシラスの煮物、穴子と胡瓜の和物(あなきゅう)をチョイス。うん、ビールのつまみに最高ですね。

ブロッコリの茹で加減はこりこり感が残って絶妙、ワカメもしゃきしゃき、あなきゅうも穴子の旨みと胡瓜の涼味が効いていい感じ。本当にビールが進みます。

熱燗

たまらず熱燗を注文。前日のように、ご主人が丁寧にお燗をつけてくれ、例のようにいったん厨房から外に出て、入り口から燗酒を持って小上がりまで持ってきてくださいます。

くひーーー、この日の燗酒も美味い、と思わず唸ります。ビール党の知人は瓶ビールを追加し、「ウマイウマイ」と料理を次々と平らげ、「次の料理選んじゃっていいですか?」というので、「おー、もちろん、よろしく!」と返します。

では遠慮なく、と小上がりから立ち上がり、靴を履いてカウンターに近づき料理を選ぶ知人。

「ええと、コレとアレとソレと、、、あ、こっちもお願いします!」
「はい、ありがとうございます」

茄子煮物、肉じゃが、牛すじどて煮、たけのこ煮、豚角煮、ブリカマ焼き、ほうれん草お浸しと、次々料理が届くので、わたしも料理に負けじと熱燗をお代わりです。

「あの、ご飯ってありますか?」と知人がご主人に尋ねると、「はい、お待ちください」とご主人が答え、真っ白なご飯を大盛りで出してくれます。

「むっほほほーーー」

知人は嬉しそうな顔で、ご飯に牛すじどて煮や豚角煮を乗せてかっこんでいます。

「あのさ、ご飯ひとくちちょうだい」
「いいですよ、好きなだけとってください」
「サンキューー」

大盛りご飯を受け取り、取り皿にご飯を分けさせてもらい、わたしも牛すじどて煮と豚角煮を乗せて食べてみます。

「くぅーーー、たまらん!!」
「あはは、最高っすよね」

ほかの料理もすべて絶品。ご飯にもよく合いますし、熱燗にもよく合うので、あっという間に二本目の熱燗が空になり、さらに熱燗お代わり。

「ナニコレ!! 茄子が超ジューシー!!」
「肉じゃがのじゃがいものほっこほこで甘いーーー!」
「ブリカマもなんつー厚み! そして旨い!!」
「ほうれん草の食感も絶妙すぎ!!」

と、テンション高めで料理をどんどん食べ進めるので、ご主人もにこにこ嬉しそうにわれわれを見守ります。

先客が店を後にしたのをきっかけに、われわれとご主人との会話が始まったのでいろいろ伺うと、こちらの店は43年目になるとわかりました。さすがの名店、さすがの老舗です。そして、ご主人が冗談好きで気さくな方だとわかり、さらに会話が盛り上がります。

2時間ほど滞在させてもらい会計をすると、驚くほどの安さ。

「え、安くないですか!?」
「あれ? 一桁間違っておあいそしちゃったかな?ぼったくるの忘れてました」
「あっはははは!」

もう何も言うまい、素晴らしき大人の酒場が、名古屋の新栄にあったのでした。

素晴らしい店構え

(つづきます。)

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