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【仙台】(1/2)秋の仙台は人で溢れ帰り、それを避けながら隠れ家的酒場で呑んだ夜 2022年10月15日(土)-16日(日)

2022年の秋、ムスメが仙台で実施されているイベントに参加したいというので、二人で一泊二日旅をしてきました。6月に訪れた「お菜晩酌 志ほ」を再訪しました。
注)2022年10月の記事になります。


◾️仙台駅東口「櫻井商店」で角打ち

SORACHI 1984 樽生

盛岡を出て2時間半、東北自動車道を南下して仙台に到着しました。仙台へは家族で旅行することにしていたのですが、妻が少し体調を崩していたので、妻は家で残ることになり、ムスメと二人で仙台を訪れました。

夕食までの間、ムスメは駅周辺でウィンドウショッピングをしたいということなので、わたしは一人仙台東口にある「櫻井商店」を訪れ角打ちをすることにしました。

「櫻井商店」は、ちょうど2年前ぐらいに、コロナで世の中がおかしくなりかけていた最中に、初めて訪れていました。

まずは「SORACHI 1984」の樽生の食券を専用タッチパネルで購入し、立ち席でぐいぐいと呑ります。旅先で呑む一杯目の生ビールはとても旨く、「ぷはーーー」と思わず声を出しそうになりますが、こらえます。 

この「SORACHI 1984」は、富良野産の希少ホップ「ソラチエース」を使ったビールであり、たぶん初めて呑んだと思います。ごくりと呑み下すと、実に清々しい香りが鼻腔を抜けます。

10月半ばではありましたが、気温はゆうに20度を超し、なかなかに蒸し暑い仙台の街中を歩いてきましたから、殊の外、生ビールが身体中に染み入りました。

仙台銀座へ

待ち合わせ時間としていた夕方5時に仙台駅西口でムスメと合流し、仙台銀座へ向かいます。仙台の街は10月ともなれば、日が暮れるのが早くなっています。徐々に薄暗くなり始めています。 

それにしても仙台駅周辺の人の数の凄いこと凄いこと。コロナ以前にもこんなに人がいましたっけか、と思ってしまうほどの人の多さなのです。
全国旅行支援が始まった影響もあるでしょうが、コロナ禍の反動というのもは予想以上です。

◾️「お菜晩酌 志ほ」で夕食を

6月以来の再訪です

そしてこの日の夕食は、「お菜晩酌 志ほ」としました。6月に訪れてすっかり気に入った酒場です。急な階段を昇ると、寛ぎの空間が広がっています。

生ビールとお通し

自分達が口開けの客かと思ったら、すでに先客二人。カウンター席の左奥に進み、ムスメと座ります。もう少しビールを呑みたかったので「サッポロ黒ラベル」の生をいただきます。お通しはひじきの煮物と茸汁。
「ものすごく美味しい」と茸汁を食べたムスメが感想を一言述べました。

今回も最高のメニューとなっていました
まずは「一歩己(いぶき)」

生ビールを早々に飲み干し、「一歩己(いぶき) 純吟」の秋限定酒をいただきます。近年、この福島で醸される銘柄は非常に人気であり、なかなかに手に入れることができない一本となっています。

優しい旨味とほど良い吟醸香が漂い、すうっと喉を通り過ぎて嫌味のない余韻が広がります。

この日の品書き

さて、この日のお菜となります。ムスメは「鶏の照り焼き」「さといもの煮物」「さつまいもとベーコンのサラダ」を、わたしは「ひき肉とれんこんの甘辛煮黒こしょう炒め」「煮卵」「豚ごぼうきんぴら」を志穂さんに注文します。

しかし、この日もどれもこれも美味そうのなお菜で、この日も酒が進みそうでした。

◾️ムスメの胃袋掴まれる

豚ごぼう きんぴら

いやはや、志穂さんの手料理はどれもこれも美味しくて困ります。わたしは、ちびりちびりの酒を呑みながら箸を伸ばしますが、未成年で酒が呑めないムスメは、料理に夢中になって食べ進めます。

で、そのたびに「うまー、うまー」を連発し、「こういう料理でいいんだよ。てか、こういう料理がいいんだよ」と絶賛モードで、連れてきたわたしも嬉しくなります。

ひき肉とれんこんの甘辛煮黒こしょう炒め

それを見て志穂さんも「順番でお出ししますけど、食べたいのあったらおっしゃってくださいね」と話しかけてくれます。

とりあえず「いぶりがっこクリームチーズ和え」をムスメは追加で注文しましたが、勢い余って、ムスメはわたしのお菜たちも半分食べてしまっていました。

絶品煮卵
2銘柄目「墨廼江」

「煮卵」が出た頃で「墨廼江 特純」をいただきます。宮城県石巻市の銘酒で、旨味のバランスがとても良く、食中酒として抜群に旨い酒です。

3銘柄目「祥雲金龍」

続いて栗原市一迫(いちはさま)で醸される「祥雲金龍 純吟 ひやおろし」を注文します。ひやおろしらしい、落ち着きのある味わいの一杯です。

ニラ玉納豆

そして最後にいただいた「ニラ玉納豆」がとても旨くてびっくりでした。普段納豆を好んで食べないムスメも「あー、これなら納豆イケる。てか、納豆ウマイーー」とまたまた絶賛です。

うまいですねー、これって発明品ですねーと志穂さんに話しかけると「ですよね、意外ですけど合わないわけがない食材たちですよね」とのことでした。

旨いお菜に旨い酒、そして気さくな志穂さんの接客と地元常連客の楽しそうな呑み方。やはりやはり、思っていたとおり仙台銀座「お菜晩酌 志ほ」が素晴らしい酒場であることを再認識し、大満足の中で店を後にしました。

いい雰囲気です
またきます

(2/2へつづきます。)

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