【夏休み特集】(2/3)復興・宮城県気仙沼へポケモンウィズユートレインに乗って、モウカの星をムスメと喰らう(プラス番外編) 2015年8月14日(金)
さて、お盆休みも今日までですね。明日からの仕事、ユウウツです(笑)
個人的にはお墓参りに行ったくらいで、どこにも出かけず自宅でのんびり過ごしたので、いい休日にはなりました。Amazon Primeで映画三昧できました。
ということで、引き続き夏休み特集として、気仙沼市編の続きです。
⚪️再び復興屋台村気仙沼横丁へ
さて、「あさひ鮨」を後にして、近くにあった、鮫皮雑貨を扱う「シャークス」という店へ行き、ムスメはアオザメの歯を買い求めました。
なんでもサメは海の守り神ともいわれているらしく、その歯はお守りになるといいます。
鮫皮は、進行方向には滑らかですが、逆方向はひどくざらついており、撫でると(撫でられないけど)痛みを感じます。それを薬品で落とし、手間隙かけて加工するとしっとり滑らかなものとなり、様々な革製品になるとのことです。
そしてその皮は、地球に生息する動物の中でも特に高い耐久性を持ち、使い込めば使い込むほど、いい味わいになるようで、ムスメも鮫皮の革製品に興味を持ったようでした。
まだ早い時間だったので、昼食をとった復興屋台村気仙沼横丁に戻り、「STRAY SHEEP」というバーで一杯呑むことにしました。
カイピリーニャでスタートし、ジンバックとマティーニと本格的なカクテルを。まさか屋台村できちんとしたカクテルを呑めるとは思っていなかったので、こちらの店は、嬉しい出会いとなりました。
また、マスターと先客の女性から、震災後のことやこれからのことを伺い、わたし自身も思うところがありました。
「そうか、やはりいろいろあったし、これからもいろいろあるのだろう。わたしにできるのは、こうして現地を訪れることだったり、訪れないにせよ、被災地に思いを寄せることだったりということなんだな」ということを改めて認識したのでした。
だいぶ酔ってきたので、ムスメを連れ立ってホテルへ戻ったわけですが、ホテルまでの道すがら、すっかりカツオを食べるのを忘れていたことに気づきました。
⚪️フェリーでウミネコと遊び、大島へ
気仙沼二日目の朝。5時半に目が覚め、ムスメとふたり大浴場でさっぱり汗を流します。
強い朝日が室内に差し込み、朝から暑い暑い。ホテル「一景閣」をチェックアウトし、フェリーに乗り込み、大島へ渡ることにします。
夏休みということもあり、フェリーも大いに混み合っていて、競ってウミネコへ「かっぱえびせん」を投げつけたり与えたりしているので、われわれも負けじと、「チップスター」や「とんがりコーン」で応戦です(笑)
なお、「とんばりコーン」は、指にはめて手を伸ばしてやると、ウミネコは上手に食べていってくれて、指も齧られずに痛くないことが判明しました。「かっぱえびせん」だと、時々指も一緒に齧られるので、これは発見でした。
大島にフェリーで到着し、満員の路線バスに揺られ、「小田の浜海水浴場」に到着です。
本当になにもかもが美しい、日本の海水浴場100選に選ばれる海水浴場です。昔々、わたしも子どもの頃に、一度だけ来たことがあったと思います。
ムスメはというと、海水浴は久しぶりなので、帰りのフェリーまでの時間をはしゃいで過ごします。
押し寄せては引く波を追いかけたり追いかけられたり。強い日差しの中、満面の笑みで夏の海を全身で楽しんでいたようです。
さて、遅くなる前にフェリーで気仙沼市街地に戻ります。
この日は気仙沼から一関まで移動し、そこから新幹線で盛岡まで帰る予定でしたので、ちょっと時間を気にしつつの行動でした。
⚪️シャークス再び
さて、昼食をとっていなかったので、気仙沼復興商店街南町紫市場にある「揚げたてコロッケ屋」で、まずは生ビールを注文です。
カツオもそうでしたが、こちらも気仙沼名物のメカジキハーモニカ(背びれの付け根の筋肉)も食しておらず、本当はどちらも食べられそうな店が良かったのですが、空腹に堪え兼ねて目についた店に入った感じです。
とはいえです、メンチカツ、串揚げ、コロパン(コロッケ入りパン)、サンマティーヤなどをいただくと、どれもこれも美味しく非常に満足できたので、これぞまさに結果オーライです。
メニューが非常に魅力的なので店の方に尋ねてみると、東京の美大生が描いたものだといいいます。どれもこれもすごく美味しそうに描けているので、店の印象がずっと良くなっていると思いました。
食事を終え、仮設店舗営業中の「シャークス」さんに再び寄ることになります。
ムスメが、どうしても買いたい鮫皮細工のアクセサリがあるといいます。
店についてそのアクセサリを見てみると、ムスメのお小遣いで買うには高級なものだったので、これはわたしが買ってあげることにしました。
そのアクセサリはなんだったのかというと、鮫皮を用いたブレスレットでした。黒く染色されていて、しっかりとした造りで、一生物になりそうなとてもいい革細工でした。
「シャークス」を後にする際、お土産を買える店を伺うと、近くに「横田屋本店」という三陸海産品の店があるというので、そこに寄ってから帰りの電車に乗ることにします。
そして、その「横田屋本店」に寄り、いろいろ買い求めていると、帰りの電車の時間が近くなっていたので、小走りで、気仙沼駅へ向かいます。
帰りの電車も、当然ポケモン電車。ムスメは往復この電車で、大満足していました。ムスメにとって、夏休みのいい思い出になったことでしょう。
わたしはわたしで、電車に乗ると旅の疲れ(呑み疲れともいいます笑)が出てしまい、ぐっすり熟睡モードで一ノ関駅まで休ませてもらいました。
一ノ関駅では、再び「蔵ビール」の缶ビールを買い込み、帰りの新幹線でそれを呑んで盛岡まで戻ったのでした。
喰って、呑んだ気仙沼二日間。次こそはカツオとメカジキハーモニカなのだ、と誓った旅なのでした。
(番外編へつづきます。)
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