見出し画像

はじめての乳房のMRI検査

腹部や頭部のMRI検査は、何度もしたことがあるのですが、乳房のMRI検査ははじめてでした。

腹部や頭部の検査は、仰向けですが、乳房はうつ伏せ。しかも、ベッドにお胸を収める穴が2つあり、その穴に乳房を入れうつ伏せになります。シュールな感じ。

うつ伏せになった顔とベッドの間には空間があります。

うつ伏せで枕に頭を付けるので、タオルがあり、そこに直接顔がかからないように不織布のシートを敷いてくれたのですが、これが私に不安を与えました。

ひらひらとした不織布シートが、息をするたびに、口元と鼻先にくっつくのです。

検査時間は、大体30分だと検査の前の診察で先生から伝えられています。

30分もの間、息をするたびに口元や鼻に薄っぺらい紙が当たるのは、息が苦しくなりそうで不安しかありません。

検査の準備でサポートしてくださった女性の方に、不安を伝えたら、不織布は直接タオルが顔に付くのが嫌だという患者さんのためなので、外しても問題ないと答えてくれました。

もちろん、私は不織布シートを外してもらいました。

タオルが顔に触れているほうが、私は気持ちが落ち着きました。ここまでは、女性の方が担当してくださり、検査は男性の技師さんが行ってくれました。

前半の20分は、機械の中で動かずジッとしています。

MRI検査特有のガンガン、ゴンゴンといった工事現場のような空気が振動する大きな音が鳴っています。この音が苦手という人が多いみたいですが、私は平気でした。

検査中に、この音が鳴りやむ時間が所々にあったのですが、「何か問題あったの?」とそっちが気になってしまいました。

しばらくすると、男性の技師さんが、「これから造影剤を入れますね」と声をかけてくださり、造影剤が点滴されました。

造影剤が体に入ってくると、血管の中を薬剤が入っていく感覚があります。

体が少し熱くなる感じです。私は、少し喉元が特にカァーと熱くなりました。それも数秒の不快感です。

その後は、造影剤なしの検査と同様、ただ機械に中でジッとしているだけです。

検査の前、先生は、「乳房のMRI検査は少し辛くて大変だけど耐えてね」と言っていました。

実際に検査を受けた私の感想は、今まで受けたMRI検査の中では、一番楽に感じました。

MRI検査が苦手な私は、基本、検査の時に眠れるように、ほぼ睡眠不足の状態で病院に行きます。

今回も、検査中はうつらうつら居眠り。

うつ伏せという姿勢は、寝ている私にとって好都合の姿勢だったのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?