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動画でフォントを学ぼう【第二回:Avenir】

動画でフォントを学ぼう 第二回はAvenir(アベニール)です。最近私が好んで使っているフォントでもあります。

Avenirとは

Futuraに比べ動画の数は少なくクオリティも劣りますが、一番分かりやすかったのはこちらの動画です。


Avenirを作ったのはUniversとFrutigerのデザインも手掛けたスイスの書体デザイナーであるアドリアン・フルティガーです。 1988年にリリースされ、Avenirという言葉はフランス語で”未来”を表します。

特徴としては、人間味と幾何学性と合体させたような、尖りすぎず安定感が感じられるフォントです。

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こちらの動画ではAvenirが、以前の香港国際空港やアメリカのダラス・フォートワース国際空港で使われていることが分かりました。空港に使用されたということは、遠くから見ても可読性が高いということです。

また、デザインと建築の雑誌「Dwell Magazine」にも使われています。かっこいい雑誌ですね。

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引用:https://www.dwell.com/magazine/issues

スターバックスでもガイドラインとして欧文フォントにAvenirが指定されているんです。ちなみに日本語フォントはAXIS Fontで統一されています。

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引用:https://typeproject.com/interviews/167

まとめ

個人的には好きなフォントなので、もうちょっと良い動画があって欲しかったのですが、「スイス」「1988年」「幾何学的」「可読性が高い」「安定感」「都会的だけど優しい」「人間味あるサンセリフ」などがキーワードとして挙げられました。

AvenirをリメイクしたAvenir Nextも誕生し、斜体が、単純に傾けただけのオブリーク体から、デザイン上違和感が無いように微調整したイタリック体になりました。

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フォントファミリーも多いので使いやすくていいですよ、Avenir。

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