闇と共に生きる
このタイトルにどんなイメージをもちましたか?
「何となくネガティヴに感じた」
「何か暗い感じの記事?」
そうイメージしたあなたは正常です。
闇って言うとマイナスのイメージ。
不安、恐れ、怖い、負、、
そんな感じでしょうか?
でもこうも捉えれないでしょうか?
静寂、安心、無、、
今回の旅のテーマはそんな「闇」について。
闇をむしろポジティブに転換するような、光に向かう旅となります。
私の人生苦しかったとき
私が人生で一番苦しかったのは、多分三回。
一回目は高校を中退して東京へ行き、うつ病を発症したとき。
二回目は、新卒で入社した会社を退職するのと両親の離婚が重なったとき。
三回目は小売店で店長をしているとき、片道2時間の店舗へ勤務しているとき。
19歳⇒27歳⇒35歳と、何か周期的に辛いことが発生している気もするが、とにかくパッと思い出せるのはそんなところ。
特に19歳ぐらいの頃、うつ病になったのは本当に辛くて、今も思い出すとどんよりした気分になる。
そのぐらいの時期にちょうど漫画「バガボンド」にハマってて、宮本武蔵が闇を抱えて旅する様に勇気をもらえたのを覚えている。
あなたは本当に苦しいときを経験したことありますか?
そういうとき、そんな状態の自分が見られたくないから「誰とも会いたくない」ってなるんです。
自分の世界へ篭る。
思考はネガティヴになり、まさにその様は闇を覗き込んでいるよう。
闇とは?
闇に近づくときは、光に近づこうとしたときだ。
どういうことかと言うと、何らかの行動をしたからこそ失敗し、そして傷ついたことが原因だ。
何も行動しなければそもそも傷つくこともない。
何かが自分に足りなかったから、足りないことに気づいたからこそ人は考える。そして闇を見る。
闇とは自分の陰。見えていなかったもの、本当は求めていたのに見ようとしていなかったもの。
それが行動を通して突如現れる。
人は自分の都合の良いように世界を見る。
認知の歪みは本当に強烈で、試しに回りの人間をじっくり観察して欲しい。
ゾッとするほど、ほとんどの人は「自分の都合の良いように」世界を見ていることがわかる。
でも本心は、、「この人が本当に求めているものって何だろう?」そうやって観察すると、大抵の人がそれらをおおい隠して生きていることに気付く。
それこそが闇だ。闇は普段は見えない。しかし突如現れる。
何故ならその人の陰として、いつも一緒にいるから。
闇とは「魂そのもの」であり「本当の自分」だ。
闇を捉えた上で
闇に直面すると苦しい気持ちになる。
「何故今まで行動しなかったのか?」
「何故今まで気づかなかったのか?」
後悔を伴うときは特に苦しい。
本当は気づいているのに「常識」とか「恐れ」に囚われ、見ないふりをしてしまう。でも陰だから自分から離れることはない。
あなたが「自分の人生が変わった瞬間」を思い出して欲しい。
必ず、その前兆に「嫌なこと」「ネガティヴな現象」があり、それらを克服する為に何らかの行動をしたはずだ。
その結果、あなたの人生は変わった。
それは必然と思うかもしれないけど、その渦中は良くなる確信はなかったはずだ。でもそれを直視し、行動したからこそ変わることができた。
人生という旅路で、そんな経験が一体何度あるのだろう?
今あなたは闇を抱えていますか?
まとめ 闇と共に生きる
影のある人は何か魅力を感じる。
でもそれはよくよく考えてみると、その人が「闇を認識している」からのように思える。
「自分を知っている」即ち「自分をもっている」そこに魅力を感じるのだろう。
逆に、それを見ようとせず、それを必死におおい隠そうとする人は醜い。
よく「上の人間」とされる人に多いかもしれない。
弱みが見せられないからそうなるのか?
強く見せたいからそうなるのか?
でも自分の弱さを知って、それを克服しようと努力するからこそ人は美しいし、光るのではなかろうか。
そんな人は誰もが手を貸したくなるし応援したくなる。
闇は友人のようだ。いつも自分と一緒にいて、あなたの成長を誘う。
闇を見るのは苦しいかもしれない。だって見てしまったら自分が変わらないといけなくなるから。
でも闇と共に生きることは、本来の自分に近づくことでもあり、それそのものが自分だけの「人生という旅」を生きていると言える気がする。
闇の対極は光だ。
闇を知れば知るほど、見れば見るほど、きっとあなたは光に近づく。
さあ、闇と共に生きていこう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
また次の旅でお会いしましょう。
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