【秋のフランス歩き旅】⑥ベルサイユ宮殿を眺める
日にち : 2022年11月12日(土)
天気 : 16/6℃
総合距離 : 10km
現在地 :ベルサイユが見渡せる山頂
11月11日(金)。フランスは第一次世界大戦休戦記念日で祝日だ。そこで連休を利用して、パリからヴェルサイユの隣町まで1泊2日のハイキング旅にでることにした。本日は2日目。現在はベルサイユ宮殿を眺められるスポットに到着し、これから下山してパリへ帰るところだ。
前回の記事はこちら↓
13:00 ベルサイユ宮殿を眺める
山を登りきると、そこにはベルサイユ宮殿の街を見渡すことができるビューポイントがあった。目の前にはスイス公園、そしてその向こうに見える建物がベルサイユ宮殿だ。
写真では大変見づらいが、太陽の光を浴びて黄金の宮殿がピカピカと輝いている。やはり国が違っても歴史のある建造物は感動する。それを一段高い所から見下ろすのは、かなり贅沢だ。
時刻は12時をとっくに過ぎていて、私たちのお腹が鳴り始めてきた。急ぎ足で山をくだりベルサイユ中心街に向かうことにする。
下山中に何を食べようか相談する。
ということで、ひとまずベルサイユ市内のカフェで休憩することにする。
13:30 ジブリのトンネル
意気込んで下山すると、ジブリ映画のあのシーンみたいなトンネルについた。『すぐに家に帰りたいから、不思議な世界には連れていかれませんように。(笑)』と祈りながら中にはいる。
"トンネルの向こうはベルサイユの街でした"
数件ある住宅街を抜けると、果てしなく続く道。あぁお腹がすいた。
角を曲がると、ベルサイルへと確実に続いてそうな一本道が出現した。
貴族になったつもりで歩く。ここら辺は観光地ではないが、現在開発中のエリアのようだ。建設予定の看板がたっていた。
こんもりとした丘を上がるとそこはもうスイス公園(Pièse ďeau des Suisses ) だった。
13:45 Pièce ďEau des Suisses
スイス公園は始めてパリから自転車でベルサイユに着たときにたどり着いた場所で、私のお気に入りの場所だ。宮殿には多くの観光客でひしめき合っているが、そのとなりにあるスイス公園は人が少なく(というより公園が大きすぎる)地元の人たちの憩いの場所となっている。
足首まで元気に生えている芝生を踏みしめ、宮殿へと向かう。
宮殿が大きくなってくる。ベルサイユの裏側で大階段が見える。宮殿を見るたびいつも思うのが、カンボジアのアンコール・ワットにどこか似ているのだ。
宮殿からまっすぐ伸びる一本線や、建物の飾りなど、どこか似ている。(カンンボジアはフランス領だったので、フランスの文化が流れているのはわかるが、アンコール・ワットはそれより前に出来た建築物だから違うとは思うのだが)
急ぎ足で公園を抜け、そのままお目当てのカフェに向かう。
街はどれも歴史がつまっていて豪華できれいだが、お腹がすきすぎてコーヒーとスイーツしか頭にない私たち。ことごとくフランスに合っていないカップルだ。
写真は夏にとったものだが、秋でもマーケットは出ていた。お昼過ぎなのでほとんどのお店が店じまいので忙しそうだ。
14:10 コーヒータイム
今回訪れたのは "The stray bean"というカフェ。RER ベルサイユ駅から250mほどの場所にある。オリジナルのコーヒーやスイーツが並ぶ。
店員さんはみな英語のネイティブだったので、パートナーは次々に話し出す。そして店員さんも親切で話が止まらない(笑)とにかくコーヒーとケーキを一つオーダーすると、
と、かなり強気な発言が(笑)それに従うべく他のケーキを注文してしまう私たち。確かに朝ごはんから何も食べずに歩いていたので、私たちは食べられるだろう。と思うが、家に帰ってからご飯もたべるからなぁ。など思いながら待つ。
ケーキがきた。思っていたほど大きくなかったので、たしかに2人では物足りな買ったかもしれない。素直に定員さんに従ってよかった。
ラテをまず頂く。ゴクリ。あぁ、当たりのやつだ。フランスのスタバとちがって(笑)薄くなく濃厚なミルクとしっかり主張するエスプレッソ。
重みのあるチーズケーキにフォークをとおす。濃厚なチーズケーキで口のなかがモッタリする。ベイクされた芳ばしい香りもいい。そこに爽やかなイチゴのソースで一気に軽くなる。そこの砕いたクッキーもにが甘くておいしい。
ラテで一度締める。
至福の一時だ。これだけのために今日10キロ歩いてきたといってもいい。
お次はキャロットケーキ。自分じゃ絶対に頼まないのだが、キャロットケーキを見つけるとパートナーはとても食べたくなるらしい。
軽めのスポンジには名前の通りニンジンの味がつまっている。といってもニンジンの甘味だけを残した感じで、野菜感は一切ない。そこに砂糖のクリーム(生クリームではない)が挟まれていて、軽やかな味に少し重みがある、食べ応えがあるケーキだ。
ゆったりとした店内で、ケーキをガツガツ食べる私たち。ケーキとコーヒーの愛称がよく、とても幸せな時間だ。
さて、おいしいケーキに別れを告げ(胃袋に収まったがw)、ベルサイユの駅に向かう。家に帰ったら山賊焼をほかほかの白米で食べよう。
終わり
今年最後の歩き旅を終える
2022年は南アフリカ里帰りから始まり、パリ~ルーアンの自転車旅、夏にはベルギーの自転車旅に行き、秋にはトゥールの自転車旅に出た。夏の間コロナにかかり、約2ヶ月身体を動かしてなかったが、また自転車旅にでることができた。
私はパリに住んでいるが、やはりフランス郊外の旅が好きだ。今回は始めておとずれたベルギーも大変楽しかった。自然を楽しみながら地元の人や旅人とコミュニケーションをとるのも楽しいし、地域ごとの風景や歴史、地元の人におすすめされた食べ物(私たちはいつも同じものをたべてしまうが)など試すのも楽しい。
なにより自分の足で(自転車)進んで発見する事が楽しいのだ。お腹を空かせて食べるご飯は格別だし、疲れた身体で目覚める朝もまた良い。日が昇る前の早朝に旅立つのも何よりもワクワクする。
残念ながらパリに1年も住んでいるくせに、パリの観光地にはあまり訪れていないのだが、身体が動くうちは身体を動かす旅を続けて行きたいとおもう。身体がいうことを聞かなくなったら、、その時はパリの観光を楽しもうではないか、と(笑)
来年は理由があって自転車旅が出来なさそうだが、歩き旅はしたいなと思っているので、少しでも時間があったときに記事を見てもらえたら私は嬉しいです。
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