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【フランス自転車旅 最終日⑤】夜のオルレアンで心と体を癒す

2022年9月14日(水)
現在地: Orleans (オルレアン)
天気: 晴れのち雷雨 16/28℃

距離:44km Saint laurent Nouan~Orléans (サンローランヌーアン~オルレアン)

私達はフランスのトゥールからオルレアンまでLa loire á vélo(自転車道路)を走り5泊6日の自転車旅をしている。

本日は自転車旅最終日。Saint-Laurent-Nouan(サンローランヌーアン)からOrléans(オルレアン)を走り、オルレアンに到着してお気に入りのカフェで甘々なラテを楽しんだ。

前回の記事はこちら↓


オルレアン到着

オルレアンに到着し、ホテルにチェックインしていたら急に雨が降り始めてきた。雨が止むまでホテルで休憩し、18時ごろレストランが開くのと同時にオルレアンの街へ繰り出す。

9月のフランスは日本よりも一足先に気温が下がるらしいが、今週は夏日でまだまだいい温度だ。太陽が沈む準備をし始めた。

夜9時過ぎまで明るいフランス

通りを歩いていると、どこかの家からバイオリンの音色が。そんなに上手じゃないのが(失礼)余計にオルレアンの日常風景らしくて暖かい。

それにしても家の数のわりに人通りが少ない。


レストランが立ち並ぶブルゴーニュ通り

昔の建物の中にはチェーン店が並び、注文用の大きなタブレットが光っている。

 

ブルゴーニュ通りからいくつもの細い道がつながっており、気ままに迷い込んでみる。(私の人生もメイン通りは歩かず脇道を歩く人生だった。)

奥にはいったい何があるのだろう。ワクワク

 大聖堂などの重要な建物の情報はあちこちに記載されているが、普通の家の様式や年代は調べてもはっきりとしない。おそらく木造と石作りのこの建物は中世ドイツからきた様式なのかな?

 脇道を歩き続けると、川にでた。

La loire(ロワール川)だ。今回の自転車旅ではトゥールからこの川沿いを走ってオルレアンにやってきた。雨上がりですこし湿った雰囲気がいい。

地元民の日焼けに全面協力する、多種多様な椅子が設置されていて面白い(フランスあるある)。

世界文化遺産であるオルレアンを含むロワール渓谷。トゥールでも、ブロワでも、ここオルレアンでもロワール川の景色は昔の雰囲気を感じる。

 

街角のタイレストランで食事

再びブルゴーニュ通りへやってきた。
本日も自転車を漕いできた後なのでもちろん食べたいのはライスだ。

ふと見るとタイレストランが。どこに旅行しても、なかなかご当地料理を頂かない私達。。(トホホ。。)

タイレストラン Nang Chill

パートナーの旅の楽しみはご当地ビールを飲むことだ。(ご当地じゃないが)本日はSinghaビール。東南アジアのビールは軽めで飲みやすいとのこと。

私は一切のめないので聞いた情報

 
前菜のメニューにトムヤムの文字が。うぉぉぉー!今私に必要な食べ物ー!!(゜ロ゜)ということでトムヤムクンをオーダー。

 プリプリのたべ応えのあるエビちゃんがいっぱい入っている。一口たべた瞬間からだに染み込む。

これこれ、バターやクリームのフランス料理じゃなくて、日本でも韓国料理でもなくて、今ほしいのは塩気と酸っぱさとほんのり香るハーブなのだ!

もちろん本場の味とは異なるが、十分に美味しくて幸せになる。 基本的にフランス人の舌に合わせているようで、辛みは全くなく私には物足りなかったが、(フランス人と同じレベルの舌を持つ)パートナーとシェアできるから良かった(^3^)/

あっという間に平らげてしまうとメイン料理がきた。

 本日はエビ尽くし!ガパオのエビバージョンだ。本場とは大分違うが、こちらも大変おいしい!異国でタイ料理を食べれる事に感謝しかない!

匂いで幸せになれるタイのジャスミンライス。
お米は数種類の中から選べたので、迷わず選択した。タイ料理には日本のスティッキーライスではなくジャスミンライスがぴったりだ(^3^)/

 スープ浸して食べるのはアジア人なら誰もが好物だろう(偏見?)。南アフリカ人パートナーにとっても好物だったw

 一方パートナーが頼んだのはグリーンカレー!
一口食べると酸味に支配されていた舌を一瞬で打ち消すほどの、コクと濃厚な甘さだった。通常のタイ料理ならここにミニサイズのチリが入り、激辛になり丁度いい塩梅なのだが、辛さを抜くとこんなにも甘いのか!

 塩気のある私のガパオと交互に食べると丁度いいので、二人して交互に食べる(*´∀`)♪ココナッツクリームがまた疲れた体を優しく保護してくれる(謎w)タケノコのパリッとした食感がまた気持ちいい。

 朝から晩まで幸せだった。

 

お腹を満たして周辺を散策する。吸い込まれるように中心地の大聖堂に再び戻ってきてしまった。

夜の大聖堂

 大きな扉が空いていたので、また吸い込まれるように入場。

夕方だからか中がライトアップされていた。教会独特な匂いと静けさと雰囲気に圧倒されてしまう。物音を建てずに静かに歩く。

ジャンヌダルクのステンドグラス。

 教会を見ていると、突然斜め前の人達が謳いだした。薄暗くて見えなかったが合唱する人達が集まっていた。

10人程しかいないのに彼らの歌声は教会全体に響き渡り、思わずスピーカーがあるのかな?と辺りを見回してしまった程だ。それを目的として建築されたのかと思わせるような、特徴ある丸みをおびた天井。

彼らの歌声はお腹に響くほど重みがあり、また天に届いてしまうほど軽やかな素晴らしい歌声だった。5日間の旅で緊張し疲れた身体を包み込まれた気がして、赤ちゃんに戻ったような、、そんな気持ちになった。

20分程、素晴らしい歌声に癒されていた。結構長くいたのか、外は日が沈んでいた。


長いような、あっというまに過ぎてしまった5泊6日の自転車旅。毎日自然の中を自転車で走りお腹がすいたらおいしいごはんを食べる、贅沢な旅だった。フランスはもう冬に入り自転車で走るのは少し厳しそうだが、また違う形で冬の旅もしてみたいと思う。

ー終わりー



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