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旅と本、文章などなど

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これまでのわたしの投稿からエッセイを集めました。バックパッカーだったころの旅のことや、食べもの、本や文章のことなどを気ままに書いています。
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#海外生活

台所の冒険 ハイビスカスを食べる

友達のヴィヴィアンから、珍しいものをもらった。 雑誌で記事を読んだことはあるけれど、実物…

3000スキにありがとう

周りの環境の変化が大きすぎて、つい話題にしそびれてしまったのだけれど、先週3000回めの「ス…

その日、わたしたちはバンコクの住人になった

タイは旅行では何度も来ているし、バンコクもなじんだ街だ。 バックパッカーだったころには、…

ちいさな感動を支度する

台所に立っていると、あっという間に時間が経ってしまう。 原稿の締め切りを抱えているときな…

微笑みの国の「善意のリレー」

「おーい、おーい、止まれえー」 すっかり暗くなった通りで、山で遭難した人が救助隊を呼んで…

君の名は

動物が好きなのだけれど、バードウォッチングだけはどうも苦手だった。 子どものときからの近…

そしてわたしは、笑顔に会いに旅に出る

市場が好きだ。 色とりどりの果物や、名前も知らない野菜を見たりするのが楽しい。 何より、買い物に来る人を見ていると、暮らしぶりがわかるような気がしてくる。 マレーシアのクアラルンプールに、インド系の人びとの集まる地区がある。 イギリスが統治していた時代に、英領インドから移り住んだ人たちの町だ。 その日も、わたしは市場を歩いていた。 住宅地の谷間にぽっかり空いた広場に、テントを張っただけの簡単なマーケットがあった。 近所の住人だろう、サリーやパンジャビ・スーツを着たインド系

だから市場はやめられない。ローカル市場の魅力 <海外自炊旅 1>

観光名所よりも、まず市場旅先でどこに行くかときかれたら、わたしは真っ先に市場と答える。 …

インドネシアのゆったり感覚「ゴムの時間」

外国で暮らしていると、いろいろな点で文化の違いを感じる。そのなかで、なかなか慣れないもの…