「君みたいな人間は、東京に行って潰されてきたらいい」と言われた日。19歳の挫折と誓い
中学2年の時から、コピーライターになりたいと思っていた。
コピー1行100万円。
そんなマスコミの触れ込みにすっかり魅せられた僕は、将来の道を14歳で定め、すこし背伸びをしながらいくつかの広告雑誌に目を通してもいた。
大学に入学したのも、コピーライターになるのに有利だと聞いたからで、正直なところ、入れる大学があればどこでもよかった。
そして大学1年の5月から、宣伝会議が主宰するコピーライター養成講座に通い始めたのだった。
周りの受講生はみな大学3、4年生か、社会人。