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tabito
2022年11月27日 15:18
「ピンとこないの正体は、あなたが相手に付けている値段です」とんでもない本に出会ってしまった。辻村深月の『傲慢と善良』は30代半ばの真実と40歳目前の架の2人の物語である。こんなに心抉られる本はないんじゃないかと思うほど繊細で緻密な描写。結婚がテーマだが、主人公たちを取り巻く家族や主人公自身の生き様を読んでいると仕事の考え方から老後の過ごし方まで人生全般、このままでいいんだろうか。と振