家族そろって断捨離
今まで、自分一人で家の中を整理整頓し、断捨離してきたわけだけど、少しずつ家族にもその影響が広がってきたかもしれない。
まず、少し前から娘が自分の部屋の不要なものを処分し始めるようになった。漫画、美術工芸グッズ、ぬいぐるみ、アニメグッズ、写真などなど、いつもものが溢れていて、見るのを避けていた娘の部屋がすっきりときれいになって、入るたびに「あら、きれい!」と驚くほど。その後、娘の部屋の隣にあるクローゼットに、娘のものがたくさん詰め込まれているのを発見し、げげっとなったけど、どうやらそれらは保留中のものだったらしく、後日そこも整理整頓して、きれいにしてくれた。リサイクルショップに売ったり、寄付したり、廃棄したり。部屋の乱れは心の乱れ。これで娘の心もすっきりすることを願っている。
さらに、夫が自分の衣類を見直す、と言い出し、たくさんの洋服を処分することに。クローゼットの奥から新品の洋服が山ほど出てきて呆れたけれど、片付けてくれたことに感謝するようにした。
そして先日、夫のための仕事部屋を作ることになり、それに合わせて部屋の模様替えや家中のクローゼットの整理整頓を家族そろってすることにした。息子は仕事でいなかったけど、息子のものはもともと少ないので、問題なし。私と娘のものも断捨離済みなので、今回の焦点は夫のもの。
夫はとにかく新しいもの好きで、欲しいものがあるとすぐに買ってしまう。でも、すぐ使わなくなるか、一度も使わないことも多々あり。それでもいつか使う、と言い張るので、最近は夫が買った使ってないものを入れるケースを作り、定期的にその中のものを見せて「これいる?」と聞くようにしている。そうすると、「いつか使う」がそのうち「やっぱりいらない」となることばかり。そのことに本人は気づいているのか知らないけれど、そうやってどんどん不要なものを寄付して、家から追い出している。一体どれだけ夫は不要なものを買い続けるんだろう?と虚しくなるけれど、家の中にため込んでおくよりいい。
そうやって不要なものを処分するようにしていても、今回の片付けで、家の外の大きなごみ箱に入りきらないほどの廃棄物と、寄付するものがたくさん出た。家の中はさらにすっきりして、私は大満足。でも、夫がまたすぐに色々なものを買ってしまうことも分かっている。買う瞬間には彼にとって絶対必要な使うものであるのだから仕方ないのだろう。定期的に片付け続けるしかない。
とりあえず、娘が率先して整理整頓するようになったことが嬉しい。今回の片付けでも、娘は大活躍だった。娘に「これはいるの?」と聞かれると、夫は私に聞かれるより素直に「いらない」と答えていたようにも思える。私にはムキになって「使う!」と言っている場合もあるのかもしれない。厄介な人だ。
夫のたくさんの衣類に関してはすべてリサイクルショップで売ったけれど、新品でもほんの十数ドルにしかならず、少し反省した様子だったし、今回の片付けで、たくさん不要なものを買ってため込んでいたことに夫が少しでも気づいてくれたことを願う。ものが減って、家の中に余白ができると、頭と心の中も整う感じを少しでも感じ取ってくれますように。
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