好きな松田聖子の曲ランキング一位は？

3月といえば、卒業シーズン。

先日、あるラジオ番組で「好きな松田聖子の曲ランキング」をやっていたんですよ。
リスナー投票制の番組独自のランキングらしく、聖子さんご本人も出演されていました。
ランキング下位から順番に発表されていきます。有名な曲が次々に登場します。

そしていよいよ第一位！
さあ曲名は・・・？

「ん？・・・あれ？」

「青いサンゴ礁」出た、「赤いスイートピー」も出たよね、「風立ちぬ」「SWEET MEMORIES」。。。主だった曲は全部出つくしてるぞ。

聖子さん本人も結果を知らされていないらしく「う～ん、一位はなんでしょうねぇ・・・」

さてあなたは「好きな松田聖子の曲ランキング」栄えある第一位は何だったと思いますか？

答えは・・・「制服」でした。
「卒業証書　抱いた　傘の波にまぎれながら～♪・・・」というあの曲です。
「えっ！「制服」？」聖子さん含め、みんな唖然としていました（笑）。

「制服」はとってもいい曲で、私も大好きです。
ただシングルではなく、アルバムの中の、どちらかというと地味な曲です。それが第一位とは。。。

私はこの結果がなぜか嬉しかったのです。

「なるほどこの歌が一位か、うんうんなるほど確かにね」という超メジャーな曲よりも、さほど有名じゃない曲が一位になる、というところに、松田聖子さんの凄さがわかります。
それだけ彼女のファンが多く、愛されているということでしょう。

「卒業」と聞くと、自分が学生の頃を思い出してキュンとしますよね。
別れ、新しい生活や世界へ歩き出すドキドキワクワク感。心がざわめく季節です。
ですが、それ以外でというとペギー葉山さんの「学生時代」が好きです。「蔦のからまるチャペルで　祈りをささげた日～♪」という曲です。
私よりもずいぶん前の世代の曲ですが、この歌詞とメロディーのせつなさ、純粋さ。今聴いても、涙が浮かんできます。

いい歌は何年経っても、人のこころに残ります。聖子さんの「制服」もそうなりそうですね。

歳をとっても、学生の頃の気持ちのいくらかは、まだ自分の中に残っているように思います。
歳を経るにつれ、それを表に出すのは恥ずかしくなっていきますが、その頃の気持ちや思いが、今の私に生きる元気とエネルギーをくれます。
そういう、純粋で青臭い気持ちもいつまでも大切にしたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2022年3月17日

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