見出し画像

[講義動画]③「セルフケアで学ぶ舌の機能訓練(オーラルハンドリング)アプローチ編Ⅱ」@口腔機能探求部

こんにちは言語聴覚士 奥住啓祐です。
先日、お知らせしたデータ分析関連の勉強会、2つ合わせて300人程の方に参加頂きました。参加頂いた皆様のおかげで初のHybrid開催も行うことができました。また次回の開催が決まりましたらお知らせしますね。

お知らせ

さて口腔研修のご案内の前に2つお知らせです。

1.LT大会の開催日変更

5月28日に予定しておりましたLT大会。まだまだエントリー数が少ないため、6月4日(土)へ変更しました。多くの方のエントリーお待ちしております。

2.コラボセミナーのお知らせ

BRIDGE の理学療法士 小松さんと久しぶりにオフラインでコラボセミナーを開催します。第1弾は名古屋で開催予定でして、その他の地域も状況を見ながら人数を制限して開催していく予定です。

◆名古屋(7月10日)
会 場:ウインクあいち 1008研修室
時 間:10時から16時(開場9:30)
参加費:12100円(11000+税)
申込み:https://pro.form-mailer.jp/lp/c74087d2255618

◆東京(8月21日)
会 場:大田区産業プラザPiO F研修室
時 間:10時から16時(開場9:30)
参加費:12100円(11000+税)
申込み:https://pro.form-mailer.jp/lp/b4563449256994

講 師:小松 洋介(理学療法士|あるこふ代表・BRIDGE代表講師)
奥住 啓祐(言語聴覚士|SEO財団)

内 容
体幹の評価とアプローチ(小松)
頭頸部の評価とアプローチ(奥住)

座位や立位でのADLにとって重要な体幹の姿勢制御と頭部のコントロールについて、実践を通じて学んでいきます。評価や触診、触れ方の基本から行なっていくので、頭頸部・体幹の評価や触れ方をこれから学んでいきたい、実技に苦手意識のある方におすすめです。

状況を見ながら名古屋、大阪、関東、北海道、沖縄などまわる予定です。これまで個別に法人研修などの依頼を頂いていた方はスケジュールを調整してこの機会に行えればと思いますので宜しくお願い致します。

またこれまでオンラインで口腔研修を行ってきましたが、少人数で実際に講師の触れ方などを体験する機会も希望があれば作ろうと思っています。

法人研修や触れ方体験など希望がありましたら下記のフォームよりご連絡ください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdc-PWTqWCYfNI_ImQrsjLy9xoJWoRIJjYsRIX31AYBzKfqBw/viewform?usp=sf_link

今年に入って、言語聴覚士の方以外にも歯科関係の先生方、理学療法士さんなど多職種の方の参加も増え、ディスカッションタイムでは様々な議論も行えるようになりました。口腔の大切さが職種を越えて広がり、訪問看護ステーションや整形クリニック、自費リハの事業所などからの法人研修の相談も頂くようになってきています。

ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー

研修概要

これまで2回に渡って行ってきましたオーラルハンドリング編。今回で一区切りとなります。参加される方は必ず過去2回の研修動画を視聴の上、ご参加ください。

オーラルハンドリング①評価編

オーラルハンドリングの基礎はやはりアセスメント。7種類(計25項目)のアセスメント項目について一緒におさえていきます。口腔内の観察力を磨いていきましょう。

オーラルハンドリング②アプローチ編Ⅰ

オーラルハンドリングについて構成要素に分解して説明していきます。そして実際にセルフケアを行いながら舌の徒手的誘導について実践していきます。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

☆ オーラルハンドリング編については5本分の記事を下記マガジンにまとめています。記事個別に購入するよりもお得な金額となっています。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



オーラルハンドリング③アプローチ編Ⅱ

テーマ:オーラルハンドリング③アプローチ編Ⅱ
対 象:言語聴覚士など口腔に関わる専門職(初参加大歓迎)
用意するもの:グローブ(素手でも可)、鏡、筆記用具
見逃し配信:配信中(実際の患者さんへの訓練場面、質疑応答はカットして公開します)
配信期間:今のところ削除する予定はありません

今回は応用編。多職種で一緒に口腔についての理解を深めていきましょう。


参加者から頂いた感想

下記のフォームより投稿頂きました感想を順次紹介していきます。

コロナ禍の入職で実技の練習がなかなかできない状況でした。評価の視点から、触り方まで丁寧に教えて頂き、またセルフケアで自分の身体の変化を通して、口腔機能の面白さを学ぶことができています。実際に臨床でも良い変化が出てきていてありがたいです。(言語聴覚士)

口腔機能に対するアプローチが子どもたちには欠かせず、また効果的である事を実体験していることからとても楽しく有意義な学びを得ることが出来ました。 各回において振り返る時間もあり、とても学びやすいと感じました。 ぜひ今後も参加させて頂きます!(理学療法士)

口腔へのセルフケアで身体も変化していくことがとても面白いです。なにより自分が舌の運動をここまで出来ていなかったことに驚いています。伸びしろいっぱいとポジティブに考えて、少しずつ自分の口腔機能を伸ばしていきたいです。(言語聴覚士)

臨床でいつも見ている口腔機能ですが、ただ見ていて本当に診ている、わけではなかったんだと気付かされることが多かったです。  細かい評価から、活動に置き換えて考える視点や口腔から身体とのつながりが見えていく流れが鮮やかで、『なるほど✨』『へー』と毎回刺激的でした笑 口腔に興味がある方であれば、純粋に楽しめる講義内容だったと思います。  また赤ちゃんから高齢者まで幅広い層の臨床を行なっている方が一緒に学べることも目から鱗でした。  今は例えば認知症末期のコミニケーションがとれず、意識も晴明ではない方への口腔ケアにしても、以前より深い視点から目標を持って介入出来ています。 STだから考えられる事があり、より専門性を磨いていこうと思えるようになりました。 ありがとうございました(言語聴覚士)

代償運動の確認など観察する力が自分には足りていないと思いました。触る人触られる人によっても反応が変わるという事なので、スタッフ間でも実践も、もっと取り入れていかないといけないとも思いました(歯科衛生士)

受講するごとに少しずつ口腔機能の観察する力がついてきているのを感じます。とくにMFTを行う際、舌の動かしにくさをいろんな筋で代償していることに気付けることが増えたのは嬉しいです。もっと早く知れたら良かったなと毎回思います。また次回も楽しみにしています。(歯科衛生士)


セルフケアで学ぶ舌の機能訓練(オーラルハンドリング)③アプローチ編Ⅱ

1.舌の徒手的誘導(最大可動域で待つ)

徒手的誘導の流れについて共有しました。

これまでの研修でSTEP3まで共有しました。

今回はSTEP1~3までを下記のようにより細かく紹介しつつ、STEP4について共有します。オーラルハンドリング編①から繰り返しお伝えしてきた「代償運動に気付く能力」がとても大切になってきます。

毎回の臨床において、丁寧に観察するようにし、スキルアップしていきましょう。


行うセルフケアワーク
・上肢の筋緊張をコントロール練習
・筋緊張のコントロールと頸部回旋
・筋緊張のコントロールと舌へのタッチ

2.STEP3の応用

代償運動がでない範囲内での動きの誘導をより効率よく行うための工夫をいくつか共有します。

一つは重心移動と徒手的誘導の組合せ。意識するポイントが増える分、難易度は高くなりますが、一緒にチャレンジしてみましょう。


行うセルフケアワーク
・重心移動を利用した舌の機能訓練
・体幹回旋を利用した舌の機能訓練

3.口腔周囲筋のリラクゼーション

臨床上、よく触れる赤唇、咬筋、側頭筋などへの介入をセルフケアで実践してみましょう。

先日、小児専門の訪問看護ステーションの理学療法士さん(口腔研修に参加してくれているPTさん)と一緒に、重度の障害を抱えるお子さんの訪問に同行してきました。

今回とりあげる部位は、そういったお子さんや、終末期の高齢者の方に関わる際にも良く確認するところになります。

少し難易度の高い内容もお伝えしますが、セルフケアを通して一緒に学びましょう。


行うセルフケアワーク
・赤唇、咬筋、側頭筋のリラクゼーション


見逃し配信URL

視聴される方が聞きやすいように、話の途中の余計な間をひたすらカットし、あとは質疑応答の部分もカットしています。実技の時は随時、動画を止めながら取り組まれてください。

今のところアーカイブを削除する予定はありませんので、ゆっくり視聴されてください。

ここから先は

390字
この記事のみ ¥ 3,000

皆様からの優しいお気持ちは、共同プロジェクト「言語聴覚士オンライン」の活動に活かしてまいります。