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[講義動画]①「セルフケアで学ぶ舌の機能訓練(オーラルハンドリング)評価編」@口腔機能探求部

こんにちは言語聴覚士 奥住啓祐です。

さて、今年最初のオンラインでの口腔研修のテーマは、皆さんからの要望で多かった「セルフケアで学ぶ舌の機能訓練(オーラルハンドリング)①評価編」です。初めて参加される方も、常連さんも一緒に楽しく学びましょう。

先月末、子どもの発達支援を考えるSTの会で100人以上の小児STさん向けに講義を行いました。その時のテーマは「歯科・小児歯科における臨床 健常者における口腔機能のバラツキ」。初めて聴講される方向けに、開口時の舌の評価について実際の事例写真も紹介しながら一緒に勉強しました。これまでに口腔機能探求部に参加されたことのある方はすでに臨床で実践されている内容だと思います。

今回の講義は、開口時の評価について、さらに一歩深める内容となっています。後半では舌の機能訓練の基本的な考え方についても共有しますので、一緒に学びましょう。言語聴覚士の学生さんでも十分ついてこれる構成にしています。

舌の機能訓練の実践編は次回お話しする予定です。




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☆ オーラルハンドリング編については5本分の記事を下記マガジンにまとめています。記事個別に購入するよりもお得な金額となっています。

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研修概要

テーマ:セルフケアで学ぶ舌の機能訓練(オーラルハンドリング)①評価編
対 象:言語聴覚士など口腔に関わる専門職(初参加大歓迎)
配布資料:1枚
用意するもの:グローブ(素手でも可)、鏡、筆記用具
見逃し配信:公開中(実際の患者さんへの訓練場面はカットして公開します)

今回は主に評価に重きをおいた内容となります。研修後半には開口時のアプローチ、そして舌機能訓練の概要について共有する予定です。


研修内容①「開口時の舌、提舌、舌左右運動の評価」

言語聴覚士や歯科の先生方であっても、自分の口腔内を観察してみると過緊張と低緊張の部位が混在している場合が少なくありません。実際に、日頃行っている乳幼児や高齢者の口腔アセスメント時の確認項目を共有します。それらの項目について、自分の口腔で丁寧に評価練習を行うことで、臨床において、麻痺など疾患のある方の口腔機能を評価した際に気付ける情報量(介入の糸口)は多くなると思います。

先日の子どもSTの会での研修で、ある日本語の発音方法について自分で確認して頂きました。すると現在回答が集まっている時点で、63%のSTさん(経験年数は様々)が教科書とは異なる発音をされていることが分かりました。アンケートでも「自分が教科書とは異なる発音方法を行っていると分かり愕然とした」というベテランの先生方のメッセージもありました。発音、舌の粗大運動、そもそもの開口。意外とどのような戦略で行っているのかは人によってバラツキがあります。先入観にとらわれず、丁寧に評価を行う練習をしましょう。
*構音のバラツキについては要望が多ければ春頃行う予定です。

さて、今回は下記の7つ(計25項目)について、ご自分の舌の評価を行って頂きます。専門職としてのアセスメント力を磨きましょう。疾患のない方でも一つ一つチェックしていくと、自分の口腔機能の伸びしろが見つかると思います。

項目数が多いのですが、見逃し配信がありますので、当日頑張って覚えようとする必要がありません。まずは一緒に体験し、動画を繰り返し見ながら覚えていきましょう。


1.安静時舌評価(1項目)
2.開口時舌評価(観察、2項目)
3.開口時舌評価(触れる、6箇所)
4.提舌時評価(観察、4項目)
5.提舌時評価(触れる、4項目)
6.舌左右運動時評価(観察、4項目)
7.舌左右運動時評価(触れる、4項目)

研修内容②「介入1:開口時編」

開口時にセルフケアで行えるアプローチについて3種類共有します。実際に自分の舌に触れます。手をきれいにするもの(またはグローブ)をご用意ください。また今回は紹介程度として乳児についても少しだけお話します(紹介のみ)。去年の春に行いました乳児の口腔研修は今のところ次回の開催予定はありませんが、もし興味のある方は個別にご相談ください。


1.舌にふれない舌への介入(おまけ)
2.奥舌過緊張(臼歯と奥舌の間)
3.低緊張
4.奥舌過緊張(乳児、紹介のみ)
5.舌の緊張左右差(乳児、紹介のみ)

最初にご紹介する「舌にふれない舌への介入」は、口腔と身体の関係が体験できて面白いと思います。お楽しみに。


紹介する「舌にふれない舌への介入」は臨床場面ではあまり行わないのですが、低緊張の舌の方に確認で行うことがあります。先日、ある訪問介護ステーションの職員研修を行いましたが、睡眠時無呼吸症候群のある理学療法士さんが正に該当する口腔の状態でした。舌の動きがよくなるに伴い、上下肢の動作時の重さも軽くなり、翌朝の目覚めに驚いたとメッセージがきて、口腔の面白さを再認識しました。お楽しみに。

研修内容③「オーラルハンドリングの基礎」

なるべく評価の時間は丁寧にとりたいので、おそらくこの時点で終了時間ギリギリかなと思います。提舌、舌の左右運動に対する徒手的誘導(実践編)は次回時間をとって行うのですが、今回は簡単に概要をお伝えして終わる予定です。


1.舌運動時に必ず意識すること
2.舌運動時のSTEP
3.舌に対する徒手的誘導を構成要素に分けてみる

この1つ目の内容は「代償運動を見逃さない」という内容をお伝えします。言語聴覚士関連の書籍等にも書かれていると思いますが、実際に舌の機能訓練時にどういったところを観察していくのか共有していきます。ぜひ新人STさんや、MFTをされている歯科の先生方にも最初に知ってほしいところです。

実際にどのような方に行うのか

口腔機能探求部ではこれまで摂食嚥下障害、構音障害など対象を限定していませんでした。なぜならば「口腔機能」という基本が理解できると、摂食嚥下障害、構音障害、または発語失行など口腔が関わる各障害への訓練に応用できるからです。

今回の内容には入りませんが、言語理解力の低下と発語失行を合わせ持つ方など、非言語的に口腔周囲筋の緊張を軽減できる方法を1つの選択肢として持っておくと、よりお互い楽に言語訓練も行えると考えています(4年前くらいまで集合研修でお伝えしていましたね)。

一緒に口腔機能への理解を深めていきましょう。




見逃し配信URL

研修終了後、クライアントの画像や訓練部分を編集でカットします。アーカイブ動画については、削除する予定はありません。ゆっくり視聴されてください。

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