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【料理代行3時間レポ】とある日のリアルな家事代行サービスをご紹介!

こんにちは。
東京都近郊にて、フリーランスの家事代行家政婦として、主にお料理代行をしている、しゃなんと申します。

料理代行といえば、ものすごい数の品数や、それを可能にする時短テク、レストランレベルのクオリティのお料理を提供するような様子がメディアではよく取り上げられていますね。
今回は、そこまで華やかじゃないごくごく一般的な、リアルな家事代行の、お料理が出来上がるまでの過程を細かくレポートしたいと思います!

たくさんの家政婦さんがいる中で、あくまで一例として見てくださると嬉しいです。

毎週お世話になっている、ちいさいお子様がお一人いらっしゃる3人家族のお客様の、買い物30分+お料理3時間のご利用事例です。

AM9:30

訪問先の最寄りスーパーに到着。
ざっくりとメニューを考えながら、買い物カゴたっぷり1個分を目安に、その日お手頃価格でおいしそうな食材をどんどん詰めていきます。

この日の内訳は、お肉5種類と、お魚1種類、お野菜は色んなものを少しずつ(数えてみたら18種類くらいでした!)。
あとはブロックベーコンとちりめんじゃこをゲット。

合計7116円でした。たいていは7000円以内で済むので、この日は若干いつもより高め。
事前にお預かりしている買い物代でお支払いし、お客様宅へ急ぎます。



AM10:00

ご依頼者様宅に到着。
よーく手を洗って、身支度を整えて早速お料理スタートです!

今日は和風のポトフを作ろうと思って鶏手羽中を買ってきました。
手羽中ならお子様も食べやすいのでよく買います。
お野菜と一緒にお鍋に入れて、40分は煮込むこのスープ。
2くちコンロのひとつを使ってる間に、果たして何品作れるのか?!

まずは・・・
ポトフで余ったキャベツを、荒めの千切りにしてさっと茹で、ストックしてあったささみ缶とバジルとマヨネーズであえてコールスローを作りました。
まず一品、ささっとできると勢いがつきます。

そして実は、キャベツが茹で上がった時点ですぐに、ちりめんじゃこを炒め始めていたので、ごま油のいい香りがしてきて、じゃこもカリカリになってきています。小松菜と千切り人参を入れてさっと炒めてお醤油で味を整えたら、こちらもあっという間に!カルシウムたっぷり小松菜じゃこ炒めの完成。

次はなににしようかな〜?と食材を見回し、ポトフに入れようと思って買ったカブだけど、別の一品にしちゃおう!ということに。
特売の牛肉をゲットしてきたので、一緒にオイスター炒めにしました!
優しい味にもガツンとしっかり味にも合う、万能なカブ。

そんなことをしてたら、ポトフも煮える頃。40分ほどで4品完成。

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AM10:45

中盤戦スタート。半分残した牛肉は、洋風にしよう!ということで。パプリカやきのこ、ちょっと残しといた小松菜とミニトマトを使って軽い煮込みに。

その隙に横で沸かしておいたお湯でオクラと、彩りに使えそうで買っておいた
お値引き品の絹さやもついでに茹でときます。

オクラはミニトマトと合わせてナムルに。ちょっと味がしょっぱくなっちゃったので、ざく切り白菜を少し足して乗り切る。

せっかく白菜を出したので、何か一品作ってしまうことに。和風にしがちなので今日はクリーム煮にしましょう。厚切りベーコンとの相性が最高!

お次はキノコつくね。これはスーパーで作ろうと決めていて、ひき肉とエノキを買いました!エノキの旨味が効いてて、きのこ好きには食べてほしいつくね。
片栗粉や卵と混ぜ混ぜして丸めて、どんどん焼いていく。
つくねとかハンバーグのお肉丸める系は、ちょっと手間がかかるからこそ、意識して定期的にメニューに入れたいと思っています。

つくねを焼いてる間に里芋を下茹でしたい。つくねの焼き加減を気にかけながら皮むきし、水からじっくり茹でておく。

里芋を茹で始めたら、にくまきの準備でもしよう。
少し残しておいたエノキとアスパラを豚バラで巻き巻きします。
なるべくまな板は汚したくない、つまり洗いたくないので、パックの上でやります。

そんなんしてたらつくねが焼けたので、フライパン洗わずそのまま油を少し足して肉巻きを焼く。フライパンもタレなどで汚れてないときは極力洗いません。
熱いフライパンに水をかけるとテフロンが傷むこともあるらしいし...

里芋もある程度いい感じになってきたから、にくまきで残しといた豚バラと煮込むことにします。味のバリエーションをつけるためお味噌で味付けです。
美味しそうに煮えたら、茹でといた絹さやでおしゃれして完成。
ここまででさらに6品できた〜。

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AM12:00

後半戦だ〜!さて残りの食材は.....
『ブリ、とりもも肉、舞茸、ブロッコリー、れんこん』

とりあえずブロッコリー茹でます。茹で上がったブロッコリーは、半分をおひたしに。
のこりは鶏肉と卵と合わせて中華風炒めにする計画を立てて、卵はあらかじめふんわり焼いて、保存容器に出しておきました。
そしてそのまま卵を取り出したフライパンで、片栗粉をまぶした鶏肉をこんがりと焼き始めます。

そしてお隣のコンロではブリを生姜風味の照り焼きに!舞茸も合わせて旨味爆発。

蓮根と鶏肉の甘辛だれも作りたいので、蓮根も軽く片栗粉をまぶして焼きまして、こんがりしてきたら焼けてきた鶏肉を隣のフライパンから半分とる。
ちょっとお酢とニンニクも入れた甘辛だれを絡めたらできあがり。

残りの鶏肉がはいったフライパンには、ゆでブロッコリーとふんわり卵を投入し、鶏がらスープの素やオイスターソースなどで味付けしたら中華炒めも出来上がり!

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AM12:45

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お料理完成!ということで後片付け。
このくらい余裕を持ってできると、コンロ周りお掃除も丁寧にできるし、洗い物も拭きあげて片付けられるのでスッキリ!
木製の菜箸とかへら、目の細かいザルは水気残りやすいので乾かしときます。

お客様によっては、洗い物もしなくていいからギリギリまでお料理してください!という場合もあります。


PM1:00

お料理のご説明をして、サービス終了になります。

今回は計14品になりました。私はだいたい3時間で12〜15品お作りします。
一品の量が少なかったりすると20品作れたり。
家事代行各社で決まっている最低ラインの品数はだいたい8品くらいが基本なはず。

さすがに冷蔵で痛まない3〜4日で全て食べるのは難しいと思うので、半分は冷凍しやすいものを心がけています。

・・・と、こんなかんじでお料理させていただいております。伝わったでしょうか?

現場からは以上です!

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