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カブ夏#2 群馬→長野

群馬県高崎市のホテルに宿泊した初日、慣れない運転で疲れた僕はバタッと眠ってしまいました。
ある夏の14日間、クロスカブ(JA10)と一緒に2,131Km走ったお話、2日目スタートです。

2日目は高崎→愛知県の手前まで行きたい

2日目の朝

朝が苦手なのに、こういう時って早く起きられません?

朝食をサンドイッチで軽く済ませた僕は、すぐに駐車場へ。屋根付き駐車場がありがたすぎる。

これから山道へ入っていきます。

空と山はひたすらに青くて、道端には真っ赤な彼岸花。ナビは山方面を指していて、これから前に見える山をたくさん越えなければいけないことを思い出しました。

妙義神社

山道を走り始めてすぐに「妙義神社」という立派な神社を発見して、ふらっと立ち寄りました。近くに温泉もあったけれど、こちらは寄る時間がなくて断念。

境内までは長い階段を登ることになるのですが、眺めは格別です。門の天井には印象的な龍が描かれていました。

境内を後にしようと歩いていると、「こんなに綺麗に積み上げられていた石垣、見たことない。すごいわねぇ」という話が聞こえてきます。どれどれと野次馬根性出しながら僕も見に行きました。どうやってこんな正確に積み上げたんだろう。

メガネ橋

定番の観光地、到着!
山の中に突如として現れる綺麗なアーチ、メガネ橋。山奥にこんなに大きな物を作るなんてすごいな。

橋の下をくぐると、メガネ橋の上まで行くことができる階段があります。眺めが良いのでぜひ登ってみてください!そして是非、長めの靴下と虫除けスプレーを持参してください…!!

メガネ橋は元々鉄道のために架けられた橋。両サイドには昔使われていたトンネルが今でも残されていて、今は全長13キロのウォーキングコースの一部になっているようです。

トンネルの中はひんやり涼しい。
バイクのスタンドにカニがいた

軽井沢、県道157号付近

メガネ橋を後にしてから軽井沢付近を走りました。
軽井沢の駅周辺には「ここは東京か」と思うほどのショッピングモールがあり、人がごった返していました。けれどそこを通り過ぎるとあたりは一変。青い空、畑と澄んだ空気。優しい音のする世界に感動しました。

まっすぐな道と青空と電柱と山と。

ブレーキ、ポッキリ。

ヘルメットの中にハチが侵入して、慌てた僕は一時停止。スタンドを立てずにヘルメットを脱ごうとしたらバイクが倒れて、ブレーキレバーが折れちゃった。

ピント外れてるけど、しっかり写真を残しているあたりが僕らしい。

スタンドを立てて止まればよかった、と後悔したんですが、人間って慌てると冷静な判断できなくなりますね。体には何もダメージがなくてよかった。

折れたブレーキレバーは握ることができたので、旅の間はなんとかなりました。ヘルメットに入ってきたハチはどこかへ飛んで行っちゃいました。

ヴィーナスライン

この旅でも屈指のおすすめスポット!
こんな小さなバイクなのにどんどん高い場所に連れて行ってくれるので、気分はまるでジェットコースター。空がとても近くて、青くて、暑い。けど、空気は冷たくて気温は20度ちょっと。山の下は30度くらいあったのに。

諏訪湖

先を急いでいたのは友達に会うため。諏訪湖近くのカフェでいろんな話をすることができました。

優しい味のホットケーキ

すっかり夜に

話をしていたらすっかり夜に。
宿までは街灯が少ない道が続き、カブのライトって暗いんだなぁと思いました。車線が見づらい。そして夏だけど夜は肌寒い山道に、我慢せずシャツを重ね着しました。(一度運転し始めると脇道で止まって服を着替えるのが面倒ですよね!)

ともあれ、本日の目標達成!

この日は予定していた長野県飯田市に無事到着。泊まった宿は温泉付き!ゆっくり休もうとわくわくしながらレストランで夜食をしていると…

足の付け根から流血していたのです(写真は自主規制)。どうやらメガネ橋で山ヒルに血を吸われてしまった様子。痛くも痒くもない、でも血は止まらない。犯人は逃走済み。そういえば山ヒル注意みたいな看板があったかも…。くそぉ…やられた。
虫除けスプレーが効果あり、というのは後から知った情報なのですが、次の旅からは荷物に加えようと決心しました。
(服は全部洗濯、靴にくっついてないかも念入りにチェックしたのは秘密)

この旅2日目にして、色々な出会いと洗礼を受けたのでした。

明日は滋賀県まで行きたい

いろいろあった2日目は230Kmほど走ることができました。
このペースを維持できれば、明日は滋賀県まで行けるかも?ひこにゃんに会いたいなー。

他のカブ夏はこちらからどうぞ



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