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クロスカブ110と、どこまでも行こう。

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バイクなんて全く興味のなかったのに、突然「クロスカブに乗りたい!」と思い立ったバイク初心者のお話。免許取得からその後までを追う。
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カブ夏#5 名古屋→滋賀→大阪 【後編】

前編のあらすじ なんだかんだ名古屋で充実した時間を過ごせた僕は、次は大阪に向けて出発。途中で立ち寄った養老の滝では美しい自然と、力強い人の技に感動したのでした。 道端のカレー屋さん養老の滝をゆっくり見ていたら、あっという間にお昼時になってしまいました。ということで僕とカブは一路彦根に向かう途中で、お腹が空いてきました。 とはいえ山道と民家の間をつづく道が続き、食事どころなど…。 あった。 こ、こここ… こんなに何もなくって だだっ広い(失礼) 淡々と道が続いているだけだ

カブ夏#5 名古屋→滋賀→大阪 【前編】

前回は名古屋で移動を1日休み、計画を立て直した僕。相棒のクロスカブは立体駐車場で待ちぼうけ。休んだ分進まないと!と勢い急ぐ、そんな5日目のお話です。出雲大社はまだ先だ。 3つの約束をしようホテルでじっくり考えて、ここまでの無計画・無茶な走りはやめようと反省。この先は3つの約束を自分にしようと決めました! その1:無理して山道を選ばない 何も考えず「地図を確認するのが面倒だから」「面白そうだから」とナビ任せで走っていました。途中に山道があってもなんとか突き進みましたが、道

カブ夏#4 名古屋

名古屋に着いた僕と相棒のクロスカブ。だけどこの旅初めての雨を経験してヘトヘトになり滋賀県まで行くのを諦めて、名古屋に宿を取ることにしました(詳しくは#3へ)。出雲大社はまだ遠いと感じる、そんな4日目のお話です。 朝起きると、青空が見えた昨日の天気予報だと今日も雨。けど起きてびっくり、青空。これだったら移動できるんじゃない?なんて欲をかく僕がいました。 都会はすごい。ホテルの周りは飲食店だらけ、コンビニもある、何にも不自由しない生活がある。なんかすっごく都会っぽい、なんてこ

カブ夏#3 長野→滋賀(?)

まずは前回の振り返りから。 山越え谷超え、長野県飯田市に到着した僕とカブでしたが、綺麗な景色にうっとりしてたらうっかりカブを倒してしまったり、虫の襲撃にあったり。そんなクロスカブ(JA10)と一緒に2,131Km走ったお話、3日目です。 3日目の朝3日目朝は快晴でした! 天気がいいとカブも調子が良くて、10キロ近い荷物と一緒にぐんぐん進んでいきます。 チェーンのメンテナンス チェーンには200Kmくらい走ったらオイルをつけてあげるのが長持ちの秘訣らしい。出発前にチェーン

カブ夏#2 群馬→長野

群馬県高崎市のホテルに宿泊した初日、慣れない運転で疲れた僕はバタッと眠ってしまいました。 ある夏の14日間、クロスカブ(JA10)と一緒に2,131Km走ったお話、2日目スタートです。 2日目の朝朝が苦手なのに、こういう時って早く起きられません? 朝食をサンドイッチで軽く済ませた僕は、すぐに駐車場へ。屋根付き駐車場がありがたすぎる。 これから山道へ入っていきます。空と山はひたすらに青くて、道端には真っ赤な彼岸花。ナビは山方面を指していて、これから前に見える山をたくさん越

カブ夏#1 クロスカブと一緒に、14日間の旅に出ます。

前日までの台風が嘘のように晴れたある夏の日、イベント当日になると腰が重くなる病を発病させた僕は、なんとかお昼前に自宅を出発することができました。 そうだ、クロスカブで出雲大社に行こう。 そんな思いつきから始まった旅の初日、「日常の延長線スタートで気負いせずやってやろう」と、まずは群馬県高崎市を目指します。 装備は充実うれしいな荷物が多くなりがちな僕ですが旅行は別、とばかりにバックパッカースタイルであちこち行くのが好きです。30Lそこそこのバックパックに荷物を詰め込んで旅

カブ夏#0 クロスカブと2,131Kmの日本に出会う旅

クロスカブを買う前からずっと思っていたこと。カブには荷物がたくさん積めるし、燃費も良いし、旅の相棒として申し分ない!遠くまで一緒に旅してみたい!ということで、出雲大社まで行ってみることにしました。 出雲大社まで行く方法って何があるの?出雲大社はたくさんの人が訪れるだけあって、公式ホームページに大まかなアクセス方法が記載されています。そしてざっくりとした時間や予算情報を合わせると下のようになります。 関東→島根の交通手段 ✈️ 飛行機:羽田空港から約1時間・約2万円(片道)

クロスカブがやってきた!ついに始まったバイクのある生活。

思い立って小型二輪の免許を取得し、いろいろ悩んで探して購入を決めた相棒のクロスカブ。週末のたびに乗っていたら、あっという間に1ヶ月が過ぎてしまいました。そんな日々をちょっと振り返ってみようと思います。 小さな発見の連続がとにかく楽しいまるで補助なし自転車に乗れた時みたい。とにかくクロスカブ に乗る時間が楽しくて、無駄に用事を作って近場を走るようになりました。 すぐそこにあったのに行こうともしなかった場所。車だと気づかず通り過ぎていた面白そうな場所。知らなかったその場所の匂

小型二輪の免許とるぞ11(終) - そしてカブ主になる。

思い立って小型二輪の免許を取ることにして、なんとか教習所を卒業。そして、遠方の免許センターへ赴き免許をゲット。あとはバイクをゲットするのみとなりました。 カブを選ぶ理由 バイクに乗るならカブって、最初の頃に決めてたんです。 理由はいろいろあるんですが、燃費の良さとか、デザインの垢抜けている感じとか、荷物をたくさん運んでくれそうなところとか。スクーターは街乗り・ちょい移動のための乗り物って感じで、なんか物足りない。 スクーターと比べると、カブの販売価格は安くない。市場在庫

小型二輪の免許とるぞ10: 小型二輪の免許とるぞ

前回教習所を卒業した僕ですが、お目当てのバイク在庫が少ないことに焦ってそちらも調べ始めました。 でもバイク本体の話はいったん置いといて、免許証をゲットするまでの話を書きたいと思います。 教習所→6月卒業、免許取得→7月 教習所卒業したら、免許証ゲットなんて楽勝でしょ!…僕にもそんなふうに思っていた頃がありました。 卒業後に仕事が忙しくなったこと、免許センターまで片道2時間以上かかること、受付時間が平日1時間しかないこと。いろいろ動けずタイミングを計っていたら、あっという間

免許を申請するはずが - 小型二輪の免許とるぞ!9

教習所に通い始めて1ヶ月半、なんとか卒業試験を突破した僕。次は免許証を申請するのですが、そこにもまた一波乱あって…!? 免許センター、平日の1時間のみ受付だってよ教習所で卒業証明書をもらう時に、免許センターへの行き方や受付時間について説明がありました。 「受付時間なんだけど、平日の朝8:30~9:00、午後1:00~1:30だから」 めっちゃ予定合わないじゃーん!! 「次の日曜日、早めに行こうかな」なんて考えていた僕に衝撃の事実が突きつけられました。 普通自動車の免許

バイク未経験がついに卒業試験 - 小型二輪の免許取るぞ8

急に教習所に通うことを決めた僕。小型二輪のMTとATの違いも把握せず、初めて目の前にしたバイクにビビった頃が懐かしい。短い教習時間の中で誠心誠意、手取り足取り教えてくれた教官の皆さんのおかげで、ついに卒業試験までやってきました。 卒業試験の朝は曇りだった心配していた天気は曇り。いつもと変わらない待合室、いつもとちょっとだけ違う案内。けれどいつも通りにプロテクターをはめて、バイク置き場で試験時間を待つ…。 試験が始まったらきっと教官にスタート位置に来いって言われて、これから

小型二輪の免許取るぞ7

前回はセット教習で小型二輪が起こしやすい事故や、二人乗りの注意事項を知りました。(実は免許をとってから1年経たないと二人乗りができないことを知らなかったので驚きました) 今回は第二段階のみきわめ試験。いよいよ教習所へ通う生活も大詰めです。梅雨入りした関東地方で「急制動で滑るの嫌だから晴れてくれ」と祈る僕ですが、教習所で雨走行を体験できた方がいいという声も聞こえてきていて…。 あの教官再び天気の心配は杞憂に終わり(笑)、曇り空でみきわめに挑むことができました。 …と「ヨォ

小型二輪の免許取るぞ6

ビビりながら、フォローされながら。なんとか教習内容をクリアして、第二段階も残すところ3時間となりました。そのうち2時間は「セット教習」と呼ばれる座学です。えぇっ、みきわめ試験前に運転できないのぉー? 危険を予測した運転:シュミレーター編 …今回はシュミレーター授業からスタートです! 始まる前に教官から一言「現実でやったら死んじゃうから、この中でいっぱい死んでね。…という時間なので、安全運転しすぎると効果ないのでちょっと粗いくらいの運転にしてください」 そんなこと言われて