#01 トマト煮を知ろう
このチャプターでは、トマト煮をつくるうえで知っておきたい基礎知識と、トマト煮のバリエーションを紹介します。
👨🍳 トマト煮ってどんな料理?
肉や魚介類、野菜をトマトと一緒に煮込んだ料理です。難しそうな料理に思われがちですが、トマト缶とコンソメを使えば誰でも簡単に作ることができます。ごはんのおかずだけでなく、パンやパスタにも良く合います。
🗺 設計図
まずはトマト煮の全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。
🥦 食材
肉をメインにしたトマト煮のほか、魚介類を使ったトマト煮や、肉や野菜を複数組み合わせても良いでしょう。玉ねぎは炒めると甘みが引き出され、トマトと相性がいいため、必ずと言っていいほど入ることが多いです。
豆と豚ひき肉でチリコンカン風、夏野菜でラタトゥイユ風、牛肉と玉ねぎでハヤシライス風、パスタのトマトソースなど、トマト煮が作れるようになればいろんな料理に展開できます。
🧂 味付け
トマト缶にその半量程度の水を合わせ、塩で味をととのえるのがベースです。コンソメを加えると簡単にうま味をプラスできます。
肉や魚を使う場合は、酒やワインを加えると臭みが抑えられます。
カレー粉でスパイシーに仕上げたりチーズや牛乳でまろやかに仕上げるのも良いでしょう。ソースやケチャップ、しょうゆなどを少量加えると味に深みが出ます。
😋 トマト煮の調理例
設計図をもとにした調理例を紹介します。
🍽 鶏もも肉となすのトマト煮
鶏もも肉となすを組み合わせでボリュームのあるトマト煮です。まずは肉のうま味と玉ねぎとトマトの甘み、にんにくの風味が活きた基本のトマト煮を学びましょう。
🍽 さばとじゃがいものトマト煮
トマト煮は魚介類とも相性が良いです。さばの脂と旨みが加わったトマト煮です。さばを先に焼くことで臭みが抑えられ、香ばしく仕上がります。じゃがいもよ合わせることでボリュームがでます。
🍽 牛肉とズッキーニのカレー風味トマト煮
夏野菜はトマト煮の定番です。ズッキーニと薄切りの牛肉は火の通りがはやく、味が馴染みやすいです。カレー粉を加えてメキシカンな味わいに。
🍽 ミートボールのトマトクリーム煮
ジューシーに焼いたミートボールをトマトと牛乳で煮たトマトクリーム煮です。牛乳を仕上げに加えることでトマト煮がまろやかな味わいに。
🍽 ビーフストロガノフ風トマト煮
牛肉、玉ねぎ、マッシュルームのトマトクリーム煮にサワークリームをのせたビーフストロガノフ風。ハヤシライスやビーフストロガノフもトマト煮を作る要領で作ることができます。ごはんにかけても美味しいです。
📚 豆知識
煮込み料理やトマトソースなどには欠かせないトマト缶ですが、ホールトマト缶とカットトマト缶と種類があります。料理や好みで使い分けてみましょう。
【ホールトマト】皮がしっかりしていて味が濃い種類のトマトをまるごと水煮にしたものです。トマトの形のまま加熱されているため、トマトが本来持つ甘味や酸味がそのまま残っています。
【カットトマト】果肉がしっかりしている種類のトマトをダイス状にカットして水煮にしたものです。酸味がある種の部分がある程度取り除かれているので、ホールタイプに比べると酸味は弱いです。
また、今回のドリルではカットタイプのトマト缶をつかっていますが、ホールタイプを使う場合は手で簡単に潰せるので、潰しながら入れると良いでしょう。
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