見出し画像

#01 さんまを知ろう

このチャプターでは、さんまを扱う上で知っておきたい基礎知識と、おすすめの食べ方を紹介します。

👩‍🌾 さんまってどんな食材?

📅 旬

さんまは9〜10月が旬の魚で、この時期が一番脂がのっていて美味しいとされています。「秋刀魚」という文字どおり秋を感じる代表的な食材の一つです。

✨ 特長

さんまは30〜40cm程度の大きさで、刀のような形をした細長い魚です。口はくちばしのように先が尖っていて、下あごの方が少し出ていて先の色が黄色いのも特徴です。背は青黒く、腹はギラギラ光るような銀白色をしています。

また、さんまには胃がなく、消化器官が短いために食べたものがすぐ排出されるので、内臓まで食べることができます。好みはありますが、内蔵特有の苦味が旨みとなって身の美味しさを引き立ててくれるので、旬のさんまの塩焼きは丸ごと焼いて食べられます。

🐟 種類

私たちの食べているさんまは北太平洋に生息していて、半分以上が北海道で水上げされています。その他、世界には太平洋ミニサンマ、大西洋ミニサンマ、ニシサンマ、ハシナガサンマなどいくつか種類あります。

🛒 選び方

鮮度が良いものは尾の方を持ったときに刀のようにまっすぐ立つくらい身が固くしっかりしていてます。腹の銀色が光っているもの、綺麗な澄んだ目をしているもの、口の先が黄色いものを選びましょう。中のエラの色が鮮やかな鮮紅色をしていれば新鮮です。
また、厚みのある方が脂がのっていて美味しいです。

😋 さんまのおいしい食べ方

いわしをいろんな調理法で味わってみましょう。

【焼く】 塩焼き

脂ののった旬の時期は、シンプルにさんまの旨味が味わえる塩焼きは外せません。外は香ばしく中はふっくらと焼いて、脂や内臓の苦味までじっくり味わいましょう。

【あえる】 コチュジャンあえ

旬のさんまは刺身など生でも美味しく食べられます。野菜と合わせてサラダや和えものにするのもおすすめです。さんまと生の春菊を合わせ、特有の風味を活かしたピリ辛な和えものです。

【煮る】 オイル煮

和食のイメージの強いさんまですが、旨味を活かしたオイル煮にするのもおすすめです。にんにく、唐辛子、さんまの旨味や香りのついたオイルはバゲットやパスタにからめても美味しくいただけます。

【揚げる】 南蛮漬け

さんまを揚げて旨味を閉じ込め、南蛮酢に漬けたさっぱりとした揚げものです。さんまと一緒に野菜もたっぷり食べられる南蛮漬けは、魚の定番料理です。

👉 次のチャプターへ進む