見出し画像

#01 塩炒めを知ろう

このチャプターでは、塩炒めをつくるうえで知っておきたい基礎知識と、塩炒めのバリエーションを紹介します。

👨‍🍳 塩炒めってどんな料理?

シンプルな塩こしょう炒めをはじめ、鶏ガラスープの素をつかってうま味をプラスした鶏がら塩炒め、塩麹をつかった塩麹炒めなど、塩味をベースにした炒めもの全般を指します。

🗺 設計図

まずは塩炒めの全体像を確認しましょう。白色の枠は最低限必要な要素、点線の枠は好みでアレンジできる要素です。

点線の枠はこのほかにも様々な選択肢があります。自由に発想してみましょう。

🥦 食材

えびやいかなどの海鮮系と特に相性が良いです。味つけがシンプルな分、素材のうま味が引き立ちます。

ちんげん菜やキャベツといった葉物類や、セロリやブロッコリーなど食感のある野菜と合わせるのがおすすめです。

🧂 味付け

シンプルに塩、こしょうで味つけするのが基本です。素材のうま味がしっかり味わえます。

塩の代わりに、鶏がらスープの素や塩麹を使うと旨みのある味つけになります。いずれも塩をベースにしたシンプルな味つけなので、しょうがやにんにく、桜えびなどを組み合わせると、風味がより引き立ちます。

🥘 調理のポイント

塩を使った炒めものに共通するポイントとして以下があります。

  • 炒めているときに具材に触りすぎない

  • 味つけは仕上げの直前にする

加熱中に具材をかき混ぜていると、食材の水分が出てきて水っぽい仕上がりになってしまいます。具材に全体にさっと油を絡めたら、あまり動かさずに短時間で火を通します。

また、味つけの塩を加えると浸透圧で食材の水分が出やすくなります。味つけは最後にすることで、野菜が水分を保ったままシャキッとした仕上がりになります。

😋 塩炒めの調理例

設計図をもとにした調理例を紹介します。

🍽 ちんげん菜と桜えびの塩炒め

桜えびを使うと、シンプルな野菜の塩炒めに簡単にうま味をプラスできます。青菜だけでつくる炒めものも、アクセントになる具材や調味料をくわえると、立派なおかずになります。

🍽 えびとブロッコリーの鶏がら塩炒め

えびやいかなどの海鮮類は、塩炒めと相性抜群です。鶏がらスープの素を使って味つけすると、海鮮の旨みに鶏ガラのダシが加わり、より深い味わいになります。

🍽 鶏肉の焦がしねぎ塩炒め

長ねぎをあえて焦がして、香ばしさとうま味をプラスした塩炒めです。香りとうま味が強い長ねぎの青い部分を使うことで、鶏肉のうま味が一層引き立ち、甘みも加わります。

🍽 海鮮塩炒め(とろみあん)

炒めものにとろみをつけると、塩気やうま味を一層感じやすくなります。
手軽な冷凍シーフードをつかって、とろみをつけた中華風の炒めものをつくってみましょう。

👉 次のチャプターへ進む