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広報の枠にとらわれない食べチョクPRチームの動き方 〜2人目広報の奮闘記〜

こんにちは!食べチョクPRチームの石田です。

2022年2月に食べチョクに入社して早くも一年が経ちました…!
この一年は怒涛な毎日でほとんど記憶がないのですが、またすぐ一年経ってしまう前に自分の活動の振り返りをしておこうと思い、noteを書くことにしました。

食べチョクのPRチームの動き方やPR活動をする上で大事にしていることについて少しでも知ってもらえたら嬉しいです😊

■食べチョクに入社した経緯

私は栃木県大田原市という那須岳などの山々に囲まれた自然豊かな環境で生まれ、幼い頃から祖父母が育てた野菜や近所の農家さん作ったお米を食べて育ちました🍅🥬🌾

大学入学と同時に上京し、就職してから結婚するまで食生活は二の次。時間がかかる料理を避け外食やコンビニで済ませてしまう毎日で、身体もすっかり疲れ切っていました…。

久々に帰省して父の畑(元祖父母の畑)で獲れた新鮮な野菜や近所の農家さんが作ったお米を食べた時、その美味しさに改めて気付くと同時に身体も生き返り、それまで当たり前に思っていた「新鮮な野菜がいつでも食べられる環境」や「近所の農家さんの存在」に感謝するようになりました。

前職の会社規模が大きくなり転職を考え始めた頃「食べチョクが二人目広報を探している」という話を知人経由で入手し、食べチョクの事業にもともと興味を持っていたこともあり早々に下村さん(食べチョクの一人目広報)に繋いでもらいました。(今思うと色々なご縁が重なって入社できたんだなと感謝しています🙏)

下村さんとの面談で印象的だったのが「食べチョクの広報は最後の発信の部分だけを担うのではなく、企画の段階から入ることもあれば自分がオーナーになって企画を立ち上げ、チーム横断でプロジェクトを進めていくこともある」というお話。

当時「広報という枠にとらわれず自分のスキルや視点の幅を広げたい」と思っていた私にとって、食べチョクで経験を積めたら絶対自分のためになるなと思い入社を決めました。

■この一年で主にやったこと

この一年はとにかく、採用してもらったことを後悔されないよう必死に走り続けてきました(笑)

その結果、
キャパは5倍に🔥
精神面の筋肉もよりムキムキに
なりました🔥

🌟やったこと(1):生産者さんの広報サポート強化

「商品をうまくアピールしたいがやり方が分からない」という生産者さん向けに「食べチョク広報として何かサポートができないか」という思いから始めた取り組みです。

入社後すぐ下村さんから構想を聞いたとき「自分もこれまでの経験を活かして生産者さんをサポートしたい!」と思い、自分がオーナーとなり目標やKPI、進め方などを決めて推進しました。

主に、ファンづくりのための広報活動の基本やSNS発信法などをお伝えする勉強会やお役立ち情報の発信、テレビ露出時のサポートなどを実施。

一部の生産者さんから「勉強会後、さっそくTwitterを始めた」「生産者ページを充実させた」「勉強会の成果でテレビ露出が決まった」など嬉しい声を沢山いただきました。

🌟やったこと(2):2022年6月にシリーズCで13億調達、2023年1月に追加で7億(総額約20億)調達の発表

2022年6月に約13億調達、2023年1月に追加で約7億調達(総額約20億でシリーズCをクローズ)し、合計で12社の地銀系ベンチャーキャピタルに参加いただきました。

前職ではプロダクト広報を担当していたため、初のコーポレート案件。他社の資金調達PRを参考に、ゴールやストーリー、ターゲットメディアを決め発表の約1ヶ月前から各メディアさんに個別取材の提案を行いました。

資金調達の発表で大事にしたことは
・「全国で出資企業が広がっていること」を伝える
・「株」を「かぶ」に例えてリリースを見た人にワクワクを届ける遊び心
・「社内メンバーを巻き込んだ発信強化」
の三つ。

リリースに地銀系VC12社を入れた日本地図を入れることで、地域密着で生産者さんのサポートを強化していくことを表しました。

シリーズCで参加いただいた地銀系ベンチャーキャピタル

メイン写真は、地域での広がりを伝えるために全国から株主の皆さんに集まってもらい、生産者さんのかぶや各地の特産品を持って撮影しました。食材提供に協力してくださった生産者の皆さま、本当にありがとうございます。
(SNSでかぶの意味に気づいてくださった方も多く嬉しかったです😊)

2022年6月:約13億の調達
2023年1月:追加で約7億の調達

社内メンバーにもTwitterやFacebookでの発信に協力してもらった結果、PR TIMESのFacebookいいね数やプレスリリースの注目ランキングで1週間ほど1位〜5位の間にランクイン👑

※引用:PR TIMES

個別取材・ストレート含め、2022年6月と2023年1月の発表ともに10〜20のメディアに掲載されました。

また地銀系VCから多数の地方自治体や企業を紹介いただき、岐阜県飛騨市との連携で生産者向けセミナーの開催や、大手企業との相互送客・販売促進などの取り組みに繋がっています。

🌟やったこと(3):「食べチョク一次産業SDGsプロジェクト」の記者発表

2023年1月18日、複数企業と連携しSDGsに取り組む生産者さんのサポートを強化することを目的に「食べチョク一次産業SDGsプロジェクト」を始動。

「プロジェクトの応援の輪をより多くの企業と一緒に広げるにはどうしたらいいだろう?」という議論から始まり、最終的に広報観点で一社目の賛同企業SBI FXトレードさんと記者発表を実施することにしました。

生産者さんのSDGsの取り組みを紹介(代表秋元)

会場探しや当日の絵作り、プレスリリース作成、メディアアプローチといったPRの部分だけでなく、その前のプロジェクトの企画段階から入らせてもらいました。SBI FXトレードさんと毎週MTGを重ね、プロジェクトでの取り組み内容やどんなメッセージを発信していくかを一緒に検討していきました。

メディアコミュニケーションは、記者会見の2〜3ヶ月前から開始。
生産者さんのSDGsの取り組みをより多くの記者さんに届けるために、企画の段階で「このような取り組みを企画中なのですがご興味ありますか?」「どんな要素が加わったらより興味を持っていただけますか?」と相談し、いただいたアドバイスを企画にも取り入れたことでメディアバリューをより高めることもできました。

実施にメディアさんのアドバイスを元に設置したSDGs食材の試食コーナーは、当日も多くの方から好評をいただきました。

規格外野菜を使った洋菓子や摘果りんごを使ったアップルソーダ

当日は7社のメディアに参加いただき日本経済新聞や朝日新聞SDGs ACTION!など、転載も含めると30以上の掲載。生産者さんのSDGsの取り組みを広く知っていただける機会となり、とても嬉しいです。

一般的に広報の仕事は最後の発信部分のみを担うケースが多い中、プロジェクトの企画から入れることは食べチョク広報の大きな特徴でもあります。自分にとってもPRの領域にとどまらない広い分野の視点を養っていけると思っています。

■2年目のチャレンジ

🌟新しい挑戦の数を増やし、レベルアップのための知見を得る

この1年でこれまでの2年分くらいを一気に経験させてもらった感じで毎日とても充実しています。(例えると灼熱のサウナとキンキンの水風呂を繰り返し、気持ちいい疲れで爽快感に満たされている感じですw)

同時に、自分の能力やスキル不足も課題に感じた1年でもありました。

スタートアップ広報に慣れるのにいっぱいで、外に出て新しいことへの挑戦やスキルアップのための知見を得ることが後回しになってしまいました。

なので2年目はもう少し外に出て、目先のことだけでなく今後を見据えてこれまでやったことのないことにも挑戦したいと思っています。(またPR界隈での横の繋がりも作っていきたい🤝✨)

■最後に

イベント告知🎤

(1)広報イベント
早速ご縁をいただき、3月23日(木)に開催される広報イベントに登壇させていただくことになりました。こういったイベントに出るのは初めてなので緊張もしますが、イベントを通して学べることも多いと思うので楽しみながらやれたらと思ってます!(お申し込みお待ちしています🙌)

(2)【食べチョク学校】ファンづくりのための広報活動の基本とSNS活用法(3/16 19時半〜開催)
食べチョクの生産者さん向けに、広報の役割や必要性、SNS発信のポイントなど明日から始められる広報活動の基本をお話しします。

※食べチョク学校とは:食べチョクに登録している生産者さんであればどなたでも参加できる生産者さんの学び合いの場。
お申し込みはこちら💡(※食べチョクに登録する生産者さんのみご参加いただけます)

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