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2段重ねのドーナツが魅力的すぎる!ドラマ『ツインピークス』とダイエット中の作品鑑賞

アメリカで社会現象を起こしたドラマ『ツインピークス』をご存知でしょうか。「カルトの帝王」と呼ばれるデヴィッド・リンチ監督の1990年の連続ドラマ作品です。

あらすじ:アメリカの平和な郊外の街「ツインピークス」で、女子高生ローラが死体で見つかったことをきっかけに麻薬の取引や不倫関係などの街の暗部が露わになっていく。FBI捜査官クーパーが街に派遣され、犯人を探す。

謎解きストーリーのおもしろさはもちろん、地方ならではの濃厚な人間関係とカーストの露骨さ(日本の地方も同じですよね…)、至るところで結ばれた不倫関係(なんかみんな不倫してるw)など、魅力の要素が目白押し!
長らく存在は知っていたのですが、何気なく見始めたらもう止まらなくなってしまいました。寝られねえ〜!

そんな『ツインピークス』には、広く知られる印象的なシーンがあります。捜査会議の時に用意される【大量のドーナツ】です。

捜査のために街に来たFBI捜査官のクーパーの大好物がドーナツとコーヒーで、会議室で相談をする際には2段に重ねたドーナツが何列にも並び、コーヒーポットからは香ばしそうな湯気が立つシーンが繰り返し出てきます。

その度、クーパーがあまりに美味しそうに頬張るので「あぁ……、ドーナツが食べたい!!」と思わざるを得ません。シュガー、チョコレート、ストロベリー……、何種類ものドーナツをぜいたくに頬ばってブラックコーヒーで流し込む、そんなワガママな朝食を、明日にもしてやろう!と妄想を膨らませてしまいます。


でも、観ている私は悲しいことに、現在、糖質ダイエット中。パンも食べられなければ調味料も制限、糖質は1日18グラムなんて超少量に絞っている最中です。ドーナツなんてもってのほか。

そんな中では、よりクーパーの頰張るドーナツが魅惑的に見えてしまうもので、あぁ、困った。


ツインピークスに限らず、優れた作品の多くは魅惑的な食べ物のシーンを含んでいるものです。
『パルプ・フィクション』でチンピラが頬張るチーズバーガー、”絶対に手を出しちゃいけない美人人妻”と飲むミルクシェイク。『アメリ』で痛快に割るクレームブリュレ、ジブリ映画『崖の上のポニョ』のあっつあつ卵ラーメン…。

もちろん「ダイエットが明けたら食べてやろう」でも良いのですが、ドカ食いしたらリバウンドですし、”今”を乗り切るモチベーションとしては少し心もとないものです。

では、どうするか。私の考えた「作品に誘惑された時のダイエット乗り切り法3種類」を書いておきますので、ぶち当たった時にはぜひ実践してみてください。

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①許された食材の中で、可能な限り近づける

現在私の実践している「ケトジェニックダイエット」は、糖質を絞って脂質を摂取する食事制限方法。パンやお砂糖は食べられないけれど、卵とバター、そして香辛料はOKです。
つまりドーナツを食べたい私は、バターで卵を焼き、シナモンを振りかけて食べることならできるのです。甘味はないけれど、それなりの満足感を得られる、とても現実的な解決策です。これはやるべし。

②食べたいものの絵を描く

まさに「絵に描いた餅」。絵を描くことで意識が制作に向き、飢餓感も逸れる、何なら食べた気にもなるというものです。
むしろ、まさに今喉から手が出るほど食べたいと思っているものを描くのだから、普段以上に魅力的な作品が出来上がるに決まっています。自らを追い込むアーティストさながら。これも良い。

③作品と食べ物シーンのことを人に話して勧める

作品のおもしろさと、食べ物シーンの魅力をあなたの友人に話して勧める。書いているうちに頭が冷静になり、喉をかきむしりそうになる程に欲していた気持ちが安らかになってくるはず。
まさに今、私がこの記事に書いたように。


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さて、深夜にツインピークスを見てドーナツへの欲求を抑えられなくなっていた私ですが、解決法の②と③を実行したことで、ずいぶん穏やかな気持ちになってきました。

私の欲求解消にお付き合いいただきまして、ありがとうございました!あー、すっきりした。明日からもダイエットがんばれそうです。

ダイエットはともかく、ツインピークスは本当に良い作品なのでまだ観ていない方はぜひ観てみてください!

またね。

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