東京モーターショー2019でのトヨタ社長の「ホンネ」

今自動車業界は、目下CAFE規制への対策に奔走しており、とにかく「燃費の良い、環境に優しい車」を作るのが最大のミッションになっています。

そんな中今まさに行われている東京モーターショー2019。
その中のトヨタの企画の一つ「モリゾウトークライブ」でのトヨタ豊田章男社長の発言がネットで話題になっていました。
こちらです。

Q.豊田社長が乗ってみたい新しい車とは？

ガソリン臭くてね、燃費が悪くてね、音がいっぱい出てね、そんな野性味溢れた車が好きですね。

立場上「燃費も大切ですね」「騒音はダメですよね」って言ってますけど。

心の底ではね、車ってのはそういうもんなんですよ。 pic.twitter.com/heRiHalgZG

— NAO_M＠WRX (@NaoM_tsum) November 2, 2019

僕自身入社する今まで全く関わってこなかったモノづくり。

より生産性を上げるものとか、役に立つもの、もっと便利なもの、それを使う人たちが、世の中から求められている姿に近づくサポートができるような製品を作るべきだと思っていました。

それが車でいえば、

ガソリン臭くなくて、燃費が良くて、音が静かな優等生の車です。

CASEだったり、環境に配慮とかは、当然大きな流れとしてそこに乗り遅れてはいけません。

でも、きっとモノづくりってそんな単純なものではなくて、そのものに込めた作り手の思いや使ってきた人の思いだったり、そんな理屈じゃない根底にあるような人間の機微やロマンが混ざり合ったカオスなものなのでしょうね。

理屈を飛び越えて、ただただ好きだからとかかっこいいからとかの理由って大切なんだと思います。

だからこそ僕も、作った人、使っている人の思いとか、ストーリーに触れるべきで。そして、それを紡げるようなエモーショナルな「モノづくり」という観点を持っていたいと思います。

動画はこちらに。