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書くことをめぐる冒険

とりあえず、去年一杯で完成した原稿は全てアップし終えた。

書きかけの中途半端な原稿なら何本か残っているのだが、それに関してはまだまだ推敲が必要だ。その間に何か軽めで散発的なものでも書いていこうかな、と考えているのだが、あまり何も考えずに例えば夜中のテンションとかで書き散らかすと後々恥ずかしい思いをしそうなので、気をつけなければと思っている。

映画が大好きなので、最初は映画の話しとかでもしようかなぁ、と思っていたのだが、私は自分が感動した作品に関しては何故かいつも人に上手く説明できない。
「この前のあの映画やばかったよ」とか「あれやばいよ」とか「本当にやばくてさぁ」とか、出川さんばりにやばいよやばいよと連発するだけで終わりになってしまう。
エモーションオンリーである。

ただ、思いついたことはひとまずやってみるのが大事だと思っているので、そのうちチャレンジしようとは思う。

ところで、「なんで小説を書いているの?」という質問を私は実生活で度々されてきた。

「小説を書いています」と自分から言わなければ、私が小説を書く人間だと気づく人はまずいない。どうやらそういう人間には見えないらしい。

あと、私くらいの年代で小説を書いている人の絶対数が少ないのも一つあると思う。絵が描けるとか音楽をやっているとか、役者さんをやっているとか声優さんとか芸人さんの卵だとか、そういう人は私の周りにもいっぱいいるが、小説を書いているという人は今まで一度も会った事がない。

私自身、休日に何をしているのかみたいな世間話のくだりの中で、ぽろっと小説を書いているという話をすると大体びっくりされて、それから「なんで小説なんて書いているの?」という質問になる。

これに答えるのが結構難しい。さっきの映画の件でもそうなのだが、そもそも私は口下手で、口頭で何かを説明するのが非常に苦手な人間だ。「子供の頃から本が大好きで…」みたいな分かりやすいバックグラウンドも持っていない。

どうにか上手い事、一言で誰にも分かるように理由をまるっと説明できないものかと考えていたのだが、それができなかった。

それから過去を遡って理由をあれこれ思い出しているうちに、ふと、自分が書き始めるに至るまでの出来事を一度、文章としてまとめたらおもしろいかもな、と思うようになった。

考えてみたら、詩や小説を載せるばかりで自分の事はほとんど語ってこなかった。なので大体、成田というのはこんな奴ですよ、というのが少しでも把握して頂けるものがあるといいよなと考えている。

そんな事に興味のある人はあまりいないのかもしれないのだが、この先何かの作品のネタにもなればいいなー、っていうかならないかなー、という自分の下心と願いも込めて少しずつ書いていく事にしたのである。

という事でしばらく自らの書くことをめぐるあれこれを、できれば週一ペースくらいで綴っていきたい。
まだまだこの世に生まれてそんなに長いわけではないが、それでも全部書こうとすると結構な分量になりそうだ。

当然、読んでくれる方が読みやすいようにざっくり、はしょりながら書こうと思う。
今の所、特に何のカタルシスも用意していない見切り発車なので、そのくらいのマナーは心得たい。


それでもなんだか無駄に長くなりそうなのが心配だ。正直に書こうとおもっているのだが、その分持ち前のネガティブ気質が発揮されて暗くなりすぎないよう細心の注意を払いたい。

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