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#散文
詩:海辺、散歩、冬はさみしい
空の縁は怪しげな赤色に揺らめいて
それが消え行く赤なのか
これから燃え上がる赤なのかわからない
砂浜の上を幾重にも折り重なるように押し寄せる波は穏やかで
終末の縁を歩いているって感じ
枯れた雑草の草むら。かさかさ音を当てる
卑屈なほどにしなびて曲がった葉の先、赤みを感じるのは何故だろう。
まだいきたいという悲鳴の色だろうか
しなやかさを失った揺れ方、かさかさ、かさかさ
空は光を失いはじめ
岸辺
空の縁は怪しげな赤色に揺らめいて
それが消え行く赤なのか
これから燃え上がる赤なのかわからない
砂浜の上を幾重にも折り重なるように押し寄せる波は穏やかで
終末の縁を歩いているって感じ
枯れた雑草の草むら。かさかさ音を当てる
卑屈なほどにしなびて曲がった葉の先、赤みを感じるのは何故だろう。
まだいきたいという悲鳴の色だろうか
しなやかさを失った揺れ方、かさかさ、かさかさ
空は光を失いはじめ
岸辺