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久しぶりにプロテストに参加しました。

3月24日、今日はノバスコシア州議会初日。それに合わせて10の反貧困団体が合同プロテストを州議会前でオーガナイズしてたので、参加してきました。

主な主張は、州議会の政策に、反貧困を一番の優先順位で取り掛かってもらうこと。具体的には、最低賃金を1時間20ドルにする、払える額の家賃設定、テナント(賃借人)の権利確立、季節労働者の正当な扱い、10日間の病気休暇などを求めています。

州議会には開発による高騰する家賃問題などを阻止する政策をつくる決定権があります。各団体からスピーチがあり、労働問題はもちろん、ホームレスのサポートワーカーや、障害者、小中学校教師、移民・季節労働者の立場からも訴えました。

特に印象に残ったのは、貧困は帝国主義・資本主義によってつくられたものである、というメッセージと、警察暴力による貧困の犯罪化(ホームレスでいると刑務所に入れられるケースなど多い)。政府は弱い立場に追い込む構造を作るのではなく、税金の使い道を正して、人を人として扱うべきだなどのスピーチがありました。

共同主催の各団体はこちら。

・ Nova Scotia ACORN: ノバスコシア州のテナントユニオン(テナントユニオンについてはこちらの記事を)
Permanent, Accessible, Dignified and Safe (P.A.D.S.) Community Network:去年の8月半ばに市の警察が暴力的にボランティアが建てたホームレスシェルターを取り壊したのを受けてできたアドボカシー団体。
Justice for Workers NS
Disability Rights Coalition NS
Halifax Mutual Aid:ホームレスシェルターとしてボランティアとコミュニティが寄付を通して空き地に小さい掘建小屋を建てるグループ。
Educators for Social Justice NS 
No One is Illegal Halifax/Kjipuktuk:ノバスコシア州で移民・季節・外国人労働者問題に取り組むグループ。(もっと詳しく紹介します。)
Spring Socialist Network
Halifax Labour Council
Federation of Labour NS

このあかちゃんは今日のプロテストの主催者の子供。インスタ是非チェック。

個人的なコメントですが、大学最後の年に率いたプロテストを全面サポートしてくれた先輩的な存在の人と遭遇し、グッときました。3年前にもなりましたが、駆け出しの私を手取り足取り助けてもらいました。おかげでカナダから日本までいろいろな場所で活動できるようになりました。

他にも、数年前一緒にオーガナイズした友達ともばったり会ったり、コロナ禍以来の同窓会のような感じでした。最近オンライン授業ばっかりで、しかも内容が難民法、(学ぶことは多いけどリベラルのBS)煮え切らない気持ちでいたのですが、やっぱり私はこの on the ground, with the people な環境が一番だなとしみじみしてしまったのでした。

なんか書きたくなったのでかいてみました。日本語での近況報告、ゆるく始めます(かも)

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