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ドイツの絵本海外買い付けの旅

店主中野、2月中旬にドイツ・チェコへ本の初海外買い付けに行って参りました。今回はドイツのライプツィヒ・ベルリンへ行った際に入手した本の紹介、実際肌で感じたことを書こうと思います。

ライプツィヒ2日・ベルリン2日滞在予定だったので限られた時間でなるべく効率よく周れるように、行きたい本屋さんを事前に出来るだけ調べ、行動範囲を決め、Googleマップでピンを刺しまくりました。基本的に古本屋のみ調べていたのですが、実際行ってみるとやはり想像とは違い絵本は見つからず全体的に学術書・アート・デザイン・読みものが多い印象でした。(単に探し方がよくなかっただけかもしれませんが)

んーこれは結構難航するかもしれないなと不安が募っていくばかりでしたが、ふらっと入った新刊書店の絵本コーナーを見てみると...おやおやこれは思っていたより沢山の種類のオサレ絵本・図鑑などがずらりと並んでいたのです。ほっ欲しい!いやしかし本屋買い付けとして新刊を買ってくるというのはどうなんだという葛藤の末、本の装丁・中身の自由さ完成度の高さに惹かれ結局購入を決めました。

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ドイツの本屋では自然科学・図鑑系の本のデザインが特に目立っていて、その中でも「VOGEL」という鳥の図鑑が装丁・中身共に作りが面白かったので紹介したいと思います。

一番最初に気になったのは、背表紙の部分。これは「コデックス装」という背の部分があえてそのまま見える様に綴じた製本方法で、本の開きが手で押さえなくても抜群によくなるという特徴があります。さらに背に文字が入るとなると作成するのが難しいという話を聞いたことがあるので、この時点ですでに凝っているぞと...。

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次に内容ですが驚いたことに1ページ1ページ全く構成が違うのです。あるページは塗り絵、迷路やクロスワードパズルになっていたり...。絵柄も手書き風なイラストからカッチリ図形で形作られたもの、時には半ページ写真でガツンと大胆に配置されています。とにかく遊びが盛りだくさんなので、ページをめくる度わくわく感と鳥に関する知識が自然と増します。

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カモのオス・メスの柄あてパズルなんてページもありました笑

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装丁から内容までギュッと濃く凝縮された鳥図鑑ぜひ実際見て遊び倒してみて欲しいです。

まだまだ魅力的な新着ドイツ本オンラインストアに上がっておりますのでぜひご覧ください。こちらからご覧いただけます。→https://tabanerubooks.stores.jp/news/5e8ee562e20b0440bd31e1fe


・・・余談・・・

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ドイツ料理思っていたよりずっと美味しかった。

が、じゃがいもの量が半端じゃない...

実は店主初海外のため噂には聞いていたが向こうの食事事情をほとんど知らなかった。どう考えても主食レベルの多さに一緒に旅行に付き合ってくれたイトコがじゃがいもは野菜...じゃがいもは野菜...とごまかしながら現地ではいつも食べていると言っていたのだが、本当に本当だったのである。

おしまい

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