戦時に実施された人民的施策

朝鮮では、祖国解放戦争時期(1950・6・25~1953・7・27)にも人民の生命と健康を保護し、彼らの生活を安定させるための人民的施策を実施した。

内閣決定「戦災民の救護対策に関する決定所」(1950・11)、「祖国解放戦争時期において人民の生活安定をはかるための諸対策に関する決定所」(1951・1)などに基づいて多くの戦災民と戦災孤児に食糧配給と生活必需品、住宅など各種の便宜が提供された。

また、「災害をこうむった農民に営農を保障するための食糧を貸与することに関して」(1952・3)と「労働者、事務員の住宅保障対策について」(1952・9)など内閣決定に基づいて貧農と罹災農民に生活と生産条件が保障され、労働者、事務員の生活が安定し、実収入が増加した。

戦時に実施された人民的施策のうち、最も代表的なものは全般的無料治療制である。

当時、国家には資金も不足し、戦時だったので既存の医療施設も多く破壊されていた状況であった。

しかし、共和国政府は人民の生命と健康を保護するために、1952年11月13日、国家の負担による全般的無料治療制を実施するという内閣決定を採択した。

この内閣決定は、国家治療予防機関での入院治療と薬代、国家外来治療予防機関での治療および薬代を無料にし、人民軍治療予防機関でも一般の住民に対し全般的無料治療制を実施すると規制した。

この決定によって、翌年の1月1日からすべての公民に無料治療の恩恵が行き渡った。

共和国政府の人民的施策を通じて朝鮮人民は、この制度が自分自身の現在だけでなく未来までも保証する生のよりどころであることを痛感し、戦争勝利のために自分のすべてを捧げることができた。

2021-03-11

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