206品目の日用雑貨にまつわる話


チュチェ65(1976)年7月のある日、金日成主席は幹部たちに、最近市内の商店にも、農村の商店にも日用雑貨が不足するため人民が不便を感じているとし、翌日の党中央委員会政治委員会拡大会議で討議する準備を整えるようにと指示した。

主席は、会議で幹部たちが提起した文書を検討した。都市と労働者区、農村の里商店で住民に販売している日用雑貨の品目数とそれにたいする人民の需要を一々確かめた主席は、日用雑貨にたいする人民の需要を満たすためには何よりもまず、各世帯、各人が一年にどんな日用品をいくら要求するのかを調べるべきだとし、日用雑貨の注文目録を早く作成するようにと言った。

翌日、幹部たちが提出した193品目の日用雑貨目録を検討した主席は、その中で匙・箸などは家族数によって数量を増やすようにと修正し、さらに13品目の雑貨品種を見つけ出して添付した。

こうして、人民生活になくてはならぬ206品目の日用雑貨が生まれた。

毎年、朝鮮では全国206品目日用雑貨展示会が催されている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?