天ぷらってアトラクションだった【あんぱん】

みなさんごきげんよう、なかなか最近めっきり寒くなり、暖かいものが食べたいなとか思うと思いますが、私はバカなので深夜コンビニでアイスを買って極寒の公園で食べたりなどしています。クソ寒いです。でも冬の夜って空気が美味しくてなんかいいよね。

さて、最近実家を離れることが多くなり自分で料理をする機会が以前より増えたので
先日不意に天ぷらが食べたくなって、おもむろにスーパーで天ぷら粉と具材を買い込み、
天ぷら用の鍋にありったけの油を注いだところで、
何故かキッチンではなくリビングで天ぷらをあげてその場で食べたらどうだろうと思いたち
テーブルにガスコンロを置いて天ぷらセットを作った状態で揚げながら天ぷらを食べたのだ。

結論から言おう。

「リビングで天ぷらをすると部屋がマジでやばい」

そう、これなのだ。
油臭い。マジで油臭すぎる。
洋服から何から全てが天ぷらになってしまった。

リセッシュだのファブリーズだの、ありとあらゆる消臭スプレーを部屋中に撒き散らしたものの、降り注ぐ消臭スプレーの雨を浴びた私ばかりいい匂いになるだけで、やはりサラダ油からなる匂いは全く消えることは無かった。

こうなることは予測できたはずなんだ。
しかしどうしてもリビングで天ぷらがしたかった。
いや、リビングで天ぷらをするという行為自体に意味があった。

お鍋とかする時のちょっとした食卓のワクワク感

なのだ。

あのなんとも言えない感じ。
食べながら料理してると言うか、物を作っているというか、口でうまく説明出来ないのだが、鍋とかホットプレートとか焼肉とか、すげーワクワクするじゃん?
あれって多分、リビングとか、食卓で直接やったりするからだと思うのだ。

完成した料理ではなく、出来上がる工程までテーブルの上で出来るという、ワクワク感なのだ。

それが今回天ぷらだった。
まさにアトラクションだった。
レンコン、かき揚げ、ウインナー、その場で天ぷら液にくぐらせて一つ一つあげて食べるってなんてワクワクするのだろう。うまくあがった時の心踊る嬉しさったら無いよ。。。

しかも今回オレオとコアラのマーチも天ぷらにしたのだ、初の試みだった。外では絶対食べられないし、こんな時しか出来ない。
だって目の前には油が煮立った鍋があって、今にも「試しに揚げてみ?」と言わんばかりに口を開けてるんだぜ?やるしかねえだろ!

なんの迷いもなくオレオとコアラを天ぷら液にぶち込み、私はそれらを油に落としてやった。

出来上がった謎の天ぷらを食べたけど、正直オレオもコアラのマーチもめちゃくちゃ美味しい。天ぷらにすると100倍美味しい。
マジでこれオススメです皆さん。

そんなこんなで2時間近くかけて天ぷらパーティをしたが、ディズニーランドにいるかの如くとても楽しい食事が出来た。
あまり少食の私でも、今回は結構食べることが出来たし、
いつもと違ったことをすると、ちょっとだけその日が楽しくなった。

食べることとは、生きることだと、誰かが言っていた。
いつ死んでもいいように、好きなものを
美味しいものを、好きなだけ食べて、幸せに過ごしたい。
楽しく食事をすると、それだけでその日1日良かったなと、思えるかな。

1人でも、大切な誰かと、友達と、
楽しくご飯を食べる時間を作ると
少しだけ、日々が彩られる、そんな気がするから、皆さんも、食事の時間、大切に過ごしてね。

ps.甘いものなら一生食えるのにな by甘党

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?