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可動域制限の捉え方

こんばんは、大二郎です。


今回の#10minutes_Writingは「可動域制限の捉え方」をテーマにしていきます。


私たちセラピストが介入する上で、可動域制限に対して考えないことはないかと思います。


そのくらい臨床において重要なポイントになるかと思いますので、その可動域制限についての私なりの考えをまとめていきます。


可動域制限の捉え方

私は可動域制限を絶対的なものではなく、相対的なものと捉えています。


可動域ということですので、関節が関係してくるのですが、その関節運動に関与する組織の相対的な関係によって可動域が決まってくると考えています。


例えば筋力が「10」あったとします。


その筋の作用を阻害する組織が「12」の硬さであれば可動域制限になりますし、「8」の硬さしかなければ可動域制限にはなりません。


またその関節を動かす際には、隣接する関節も動きます。


その隣接する関節の可動域制限があったり、逆に過可動性があったりすると、可動域制限が生じることもあります。


例えば肩甲上腕関節の動きを出そうとしたとき、肩甲胸郭関節が過度に動いてしまうと、肩甲上腕関節は動きづらくなりますね。


これはActiveの場合です。


では、Passiveの場合は?


Passiveの場合も似たような考え方なのですが、周囲の組織の硬さの関係性によって可動性が左右されます。


その硬さのバランスが破綻していたら不安定性(誤った方向への可動性)が生じてしまい、関節運動軸がズレてしまいます。


その結果として可動域制限となることがあります。


組織の硬さ自体が問題というより、その周囲の組織の硬さのバランスの方が影響は大きいと考えています。


抽象的な表現になってしまいましたが、ぜひ可動域をみる際の参考になさってみてください。

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