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ケーラー病に対する治療戦略

こんにちは、だいじろうです。

足部痛についてまとめはじてはこちらの記事も約半分が終わりました。

ここからは比較的ニッチな疾患・病態が続きますが、それらの病態理解とそれに合わせた評価・介入の流れはさまざまな疾患に応用できる考え方かと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。


ということで、今回は「ケーラー病に対する治療戦略」について解説していきたいと思います。

と書いていますが、はじめに断っておきます。


ケーラー病に対する介入のなかで重要なことはその疾患に対してどう介入していくかということよりも、小児のリハビリを行う上でどう介入していくかということだと私は考えています。


ですので、今回はケーラー病に対しての介入というよりも、小児のリハビリにおける介入という内容だと思ってお読みいただけると幸いです。


もちろん私はあくまで運動器領域が専門ですので、小児の専門ではありません。

もしより専門的知識のある方で「ちゃうで!」というところがあればご指摘いただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。



▶はじめに


ところで、ケーラー病って聞いたことありますか?

整形領域で勤めていてもかなりレアな疾患名なのではないでしょうか。


ケーラー病は骨軟骨症という小児の成長期に起こる成長板の病気のひとつとされていて、3〜5歳の小児(男児に多い)で生じるとされています。

そもそも3〜5歳の子どもが患者さんとして来ること自体が少ないので、整形領域で勤務している療法士でも遭遇しない方も多いかもしれません。


ケーラー病は舟状骨への血液供給不足に起因して、舟状骨が壊死する病態とされていますが、その血液供給不足がなぜ生じてしまうかはまだ解明されていません。

一部では成長期の段階での患部への繰り返しの圧縮ストレスが要因となるのではないかとも考えられています。


臨床症状としては、足部の腫脹と疼痛があり、荷重負荷によって症状が増すため逃避性の跛行を示すことがあります。

X線上では、舟状骨が扁平化していたり、硬化して割れていたりすることが認められます。

治療方針としては安静と鎮痛が優先され、疼痛が著明となる重症例では免荷目的でギプス固定や松葉杖などが処方されることもあります。


今回はそのケーラー病の介入について私なりの知見を述べていきたいと思います。


ここまでが無料で読める内容となります。
以下では「ケーラー病に対する治療戦略」について詳しく解説しています。
詳しく知りたい方はぜひ”実践!ゼロから学べる足の臨床”マガジンの購読をお願いします。


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