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親の再婚で出来た妹はまさかの推しメン!?


僕の名前は〇〇


とてつもなく普通を絵に書いたような普通な生活をしている大学生だ



そんな僕はというと今からスーパーのアルバイトである


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〇:いらっしゃいませ〜こちらの商品は2点目からお値段変わってしまいますがよろしいですか?



〇:レジ袋はどちらになさいますか?


〇:お支払いは現金でよろしいですか〜?





そんなこんなでレジ打ちなどをやっていたらいつの間にか4時間が経ち退勤の時間になった






そして家へ帰ると....



〇父:お、やっと帰ってきたか

〇:今日は人が多いわけじゃなかったし遅くはなってないよ?

〇父:あ〜いや、そうじゃないんだ。

〇父:今日は父さんから1つ大事な話があってだな....それを話すのが待ち遠しかったんだよ

〇:普段ほとんど無口な父さんが話したくて堪らないってよっぽどだね

〇父:まぁ人生に大きく関わるからな

〇:ほぉ.... (50代から人生に大きく関わることってあるか?

〇父:それじゃあ言ってもいいかな?

〇:うん。いいよ

〇父:父さん実はな...再婚しようと思う

〇:へ〜 ….へ? えぇぇぇええっ!?

〇:父さんと結婚するようなもの好きいるの!?

〇父:おい...その言い方だいぶ酷いぞ

〇:事実だからね

〇父:コラっ!

〇:で、相手はどんな人なの?

〇父:親の話を聞k….

〇:どんな人なの?

〇父:僕よりも少し若くて1人お子さんもいる人だよ

〇:ほえ〜年下狙うなんて中々だね

〇父:まぁな。とりあえず明日家にくるそうだから〇〇も家にいるようにしとけ

〇:わかったよ




こうして父からの再婚報告に驚きを隠せないまま次の日になり....





〇父:よし、服装はこれでいいか

〇:父さん....黒すぎて喪服みたいだよ

〇父:やっぱそう見えるか.....

〇:とりあえずこの服にこの服合わせたら良い感じになると思うからそれ着なよ

〇父:そうか!助かるぞ〇〇

〇:はいよぉ





そして1時間くらい経つと....


ピンポーン


〇父:さぁ来たみたいだ!


ウキウキな様子でリビングにいる〇〇を気にせず玄関に行きお出迎えをし....



〇父:〇〇!挨拶しなさい

〇:あ、どうもいつも父がお世話になってる....なってるのかな?  まぁよろしくお願いします

『こちらこそお世話になります』

〇父:そういえばお子さんは?

『仕事が押してて一緒に来れなかったんだけどもうそろそろ来るみたいよ』

〇父:そうか。〇〇と歳も一緒だから仲良くしてくれるといいんだが....

『〇〇君も良い子そうだし大丈夫よきっと』





それから2時間ほど経つと....


?:お邪魔します....


〇:!!!!!

『この子が娘の蓮加です』

蓮加:れんかです!よろしくお願いします

〇父:不便なところもあると思うかもしれないけどよろしくね

蓮加:はい

〇父:おい!〇〇も挨拶しなさい

〇:あ、うん....〇〇ですよろしくお願いします

蓮加:なんか堅くない?緊張してるの〜?


そう言ってこっちの顔を覗き込んでくる蓮加さん


〇:あ、いやその、、、まさか再婚相手の子供が推しメンだとは思わなくて....

蓮加:えっ!!!!    蓮加のこと知ってるの!?

〇:あの....推しメンです

蓮加:ほぉほぉ....これはまた君も豪運の持ち主だね

〇:そうみたいですね....(親父....サンキュウ!

蓮加:それじゃあ〇〇君に私のお部屋に連れてってもらおうかな!

〇:あ、分かりました!






それから気持ちの高ぶりを頑張って抑えながら蓮加さん....いや、蓮加様の部屋へ向かい....



蓮加:えっすごいでかいじゃん!


〇:この家の中で父さんの部屋の次に広い部屋だよ

蓮加:ほぉ〜そんな良い部屋使っちゃっていいの?

〇:いや、何なら1番広い部屋を使うべきだと思う

蓮加:それは申し訳ないよ...笑

〇:いや、断じてそんな謙遜することはありません!

蓮加:熱量強めだね..笑

蓮加:あ、〇〇の部屋みせてよ!オタクの人の部屋とか気になる!

〇:(よ、呼び捨て!?

〇:あ、えっと、僕の部屋はこっちです




そして僕の部屋を見ると....



蓮加:うわぁ〜部屋全部蓮加だ〜!


壁にはポスター。棚は缶バッチや生写真が綺麗に並べてあり、グッズも大量に置かれていた

〇:さすがに引きますよね....

蓮加:いや、ここまできたら清々しいよ

〇:そ、そうですか....

蓮加:それにしても私が私から見られてる感じがして変な気分...笑

〇:僕はこれに癒されてます....

蓮加:え〜じゃあ本物のれんはどお〜?



そう言ってまたこちらを覗き込む蓮加


〇:ほ、ほんとに止めてください///

蓮加:え〜でも顔は嬉しそうだよ??

〇:いやその....可愛すぎて耐えられないといいますか...///

蓮加:そんな可愛いなんて直球投げないでよ///


こうしてお互いに照れ合うという変な事態となり....




蓮加:と、とりあえず蓮加の物運ぶから手伝ってくれる?

〇:よ、よろこんで!



それからゲーミングPCや高そうな服類を移動させ....


〇:とりあえずこれで終わりだね

蓮加:疲れた....

〇:あっ....そういえば今日バイトだったんだ

蓮加:じゃあ早く行かなきゃじゃん!

蓮加:どんなバイトしてるの?

〇:一応スーパーでやってる

蓮加:いいな〜れんもバイトやってみたい



1度もアルバイトをやった事のない蓮加さんにとっては憧れのようだ



蓮加:あっそうだ!

〇:ん?

蓮加:どうせスーパーで働いてるなら帰りにお酒買ってきてよ!  “ 一緒に呑も! “


〇:はい! 何買ってきますか?

蓮加:ん〜〇〇が好きなやつでいいよ!

〇:わ、わかりました!(好みのセンスが問われるってことか....







それからバイト先へ行き....


〇:いらっしゃいませー!本日ポイント3倍デーです!



等と言っておきながら頭の中では....



『ビールがいいかな...いやでもここはハイボールか?』


『ワインもあるか....いや待てよ酎ハイという選択肢も....』




そんなことを考えているといつの間にか退勤時間となる




それでも尚、買うお酒を迷っていると....


「〇〇君何してるの?」


話しかけてくれたのは父さんと同い年くらいのバイト先の先輩だった



これは相談するチャンス!



一緒に呑む相手が蓮加さんだということ以外の全てを先輩に話し、相談すると....


「別にそういうのはどのお酒でも構わないのよ」

〇:え?

「大事なのはどのお酒を選んだのかじゃなくて呑む場をどれだけ楽しませてくれるかが大事なのよ」



僕はこの言葉にすごく納得した。

やはり人生の先輩は言うことが違うなと思いながら”中ハイ”を手にして家へと帰る






〇:ただいま〜

蓮加:おかえり〜


おっと、玄関を開けたそばから可愛すぎて尊〇しそうだ


蓮加:ちゃんと買ってきてくれた?


〇:好みか分かんないけど中ハイ買ってきた

蓮加:お〜分かってんねー!

蓮加:どうせこの後暇だし呑も!

〇:分かりました!





それから急いでツマミと氷を用意し



蓮加:それじゃあカンパーイ

〇:カンパーイ!



ゴクッ ゴクッ ゴクッ


〇:うまっ

蓮加:今日は仕事忙しかったし部屋の整理もしなきゃだったしマジ疲れた....

〇:やっぱ大変ですよね....

蓮加:あっ、アイドルっぽく言った方が良かった?

〇:いや、こっちの方がリアルで頷きやすいです...笑

蓮加:そっか....幻滅しちゃったかと思った

〇:さすがにアイドルも人間ですし24時間笑顔だとは思ってないですよ...笑

蓮加:良かった....理解者がいて

〇:僕はたぶん過激派では無いと思ってます...笑

蓮加:え〜あんなにれんのポスター貼ってたのに?

〇:ポスターは1人でも寂しくならないように貼ってるんです!

〇:ってかそんなこと言わせないでください!

蓮加:自分で言ったじゃん笑


〇:たしかに.....

蓮加:〇〇って意外とおバカなんだね

〇:そ、そんなことは...あるかも

蓮加:〇〇って面白いね...笑

蓮加:あっ...そういえば帰ってきてから自分のお部屋入った?

〇:いや、まだですけど? なんかあるんですか?

蓮加:行ってみてよ

〇:はい.... (マジで何かあんのかな?




恐る恐る部屋の扉を開けると....


〇:えっ!? な、ない....

〇:ポスターがない!!

蓮加:えっへん!


いかにも私がやりましたと言わんばかりの蓮加



〇:なんでこんなことするんですか!

蓮加:だってこの部屋真っ白なのにポスターで覆われてたらもったいないよ?


〇:真っ白な壁より蓮加さんをみながら暮らせる方がいいんです!

蓮加:〇〇....それ自分で言ってておかしいと思わない?

〇:(何がおかしいんだ....何がおかしi….

〇:あ、ポスター無くてももう既に暮らしてるんだった....

蓮加:そう!それにポスターが必要なのは寂しいからなんでしょ?

蓮加:これからは本物の蓮加がいるんだから問題なしっ!

〇:でもぉ....


やはりポスターにおいても思い入れというものがある


〇:ん?てか何か部屋がスッキリしてるような....

〇:グッズはあるしソファーもある....

〇:あぁっっ!ベットがない!

蓮加:え?だって要らないでしょ?

〇:ふぇ!?  


僕はバイト行ってる間に人権なくしたのかな....



〇:若いとは言えどさすがに毎日ソファーじゃ腰が....

蓮加:何いってんの!〇〇は蓮加と寝るんだよ


〇: …. はい?

蓮加:うん。わかったならよし

〇:許諾の方の「はい」じゃないです!

蓮加:でも断る理由なくない?

〇:まぁたしかに....

蓮加:それにれんも1人で寝るより2人で寝た方が安心するし

〇:夜になったら凶暴化するかもよ?

蓮加:そんなことしたらライブもミーグリも出禁にする

〇:そ、それは痛すぎる.....

蓮加:じゃあもうこれから寝よ!

〇:えっ...マジですか

蓮加:はやく早く〜




それから2人はほとんどお酒を飲まないまま寝たのだとか...











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