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すぐに飽きてしまうのはなぜ?

みなさん、こんにちは!ターチです。

私が以前会社に勤めていたころ、仕事以外に自分でやりたいことがあってもまったく長続きしないことがありました。

自分でなぜこんなにやる気がでないのか?長続きしないのか?と思っていたところある本を読んで、原因がわかりました。


それは何かというと、

「情報のとりすぎ」


だったのです。脳科学的にいうと「ワーキングメモリが低下しているせい」であり「マルチタスクを知らず知らずに行っていた」ということがあげられます。


これを簡単にいうと、要は情報を常に脳に与えすぎていたため、脳が完全に疲弊してしまっていたということ、です。


私たちの脳というのは、ある一定量の脳にいれられるメモリが決まっており、それを越えると、脳が通常の働きを行えなくなるようにできています。まさにパソコンと同じですね。

しかし、私たちは、それにまったく気づかずにいろんなことを同時にやってしまいます。

本を読みながら、パソコンでYouTubeを流し、その間に食事をしながら、スマホでSNSをチェックみたいなことを無意識で行ってしまっているのです!あなたもやってしまっていませんか?

しかもこれを続けていると何が起こるかというと、無気力になる、のです。


いま若い子たちが、いろんなことに対してやる気がないのも、スマホでSNSをチェックしすぎたり、YouTUbeを朝から晩までみたり、たくさんのことを間髪入れず行っているからです。


脳は、ある行動に対して、結果を見たがります。だから、食事するのにも、食事に集中することではじめて脳が満足感を出してくれるのです。よく私も何か見ながら食事をしてしまいますが、こういうときは、いま何食べたっけ?というようなことが起こってしまいます。

これだと、また追加で食べないと満足感を得られないのです。

いまは、あらゆるものが、すぐに手に入ります。スマホをワンタッチでモノがすぐに届く。何か知りたいなと思ったらYouTubeを検索すれば、あらゆる情報が出てくるわけです。

最近、びっくりしたのが、スマホでライブができるアプリがあるということ。

いまいろんなライブアプリが出ていますが、本当にワンタッチで世界に自分を生(ライブ)配信できてしまうんです。これが約15年前なんかは世界に配信しようと思ったら、どこかのビルに設置しているサーバーがあるところから配信しないとできなかったわけです。

しかし、いまや誰もがタレントのようなものにすぐになれるようになりました。本当に驚きですね!


これはある意味すごく幸せなことであり、脳的には不幸なのかもしれません。

なぜなら、脳の視点からみると、何か行動をして、結果を得るまでが短いほど、ワーキングメモリが低下する、からです。

要するに、すべてのことに対して、待てなくなるという現象が起こるわけです。

お金を得るまで待てない、すばらしい結果を得るまで待てない、ということです。仮にすぐに得られたとしても、すぐに飽きてしまう、そして無気力さが継続するのです。


これはデジタル化社会が生んだ代償と言えるでしょう。


いつも私は自分のブログで述べていますが、今回述べたようなことも、どこかやはり不自然です。自然と同調したスピードではないですよね。つまり、こんなことをしていたら病気になってあたりまえであるということです。


私たちはあくまで自然の一部なのに、何か地球で一番だ的なことを言っているのは、どれだけおごりが深いのかということです。


もう一度、人類は根本から見直していくべきでしょう。そこから再度人間のしあわせというものを見つめ直したいものです。


追伸:ちなみに今回の記事で参考にしたとても良い本をご紹介します。『超すぐやる!』(菅原洋平著 文響社)です。これは第2弾の本ですが前の『すぐやる!』も一緒に読まれるとすごく理解が深まりますよ!


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