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忘れられない春!YOASOBI at 「ユニ春!ライブ2023」【アラ還の徒然ライブ記】

ユニ春は、かけがえのない学生生活をコロナで制限されてしまった若者たちを応援する企画だ。
忘れられない春が要る。
「アラ還過ぎてほぼ還」のおっさんにだって、忘れられない春は要る。
NO LIMIT!歳なんて関係ない。

「大阪いらっしゃいキャンペーン2022」に乗っかってやって来ました、ユニバーサルスタジオ・ジャパン、略してユニバ!
いやいや、そうではないだろ。
そう!今回の目的は、YOASOBIの「ユニ春!ライブ2023」だ。

3月11日、日本にとって特別な日。
でも今日は僕らにとっても、特別な日になる。
そんな期待と確信が、まだ朝早い大阪の空をきれいな青色に染め上げた。

公式発表よりもかなり早い朝7時15分には開門したが、情報は仕入れていたので、家族3人遅れることなく入場する。
EXPRESS PASSは入手済!だがライブ開始までの2時間が勝負だ(笑)
PASSに含まれていないドラえもんライドと呪術廻戦を制覇し、ライブ会場のグラマシーパークへ向かう。

エリアEの300番代後半、ステージを観るにはなかなか厳しい場所だが、フェスに比べれば全然ステージが近い!と自分に言い聞かせて、最後方の場所を確保、少しだけ柵につかまって背伸びをしても後ろに迷惑が掛からない。

最後列。なんとかステージは見える・・・

10時45分、会場に「アドベンチャー」が流れる。いよいよだ。

「アドベンチャー」はユニ春2023のためにYOASOBIが書き下ろした曲だ。「こんなんじゃない」コロナ禍で思うように過ごせなかった日々、そんな日常から飛び出して「目が覚めるような冒険の舞台へ」と背中を押す。
MVのSeishiro Akidomi氏の振付が素晴らしい!

そして、パークの華やかさに負けない、鮮やかな黄色と青色の衣装に包まれて、Ayase、ikura、バンドメンバーが登場、会場が一気に盛り上がる。

1曲目にまさかの「群青」
いや、これは必然。なぜなら今回、YOASOBIの日本でのライブでは(マスク着用前提だが)初の声出しOKだからだ。
あの合唱パートを声出しで歌うことをずっと望んでいた。
「知らず知らず隠してた本当の声を響かせてよ」
もちろん歌った。早くも泣きそうになった。
あと、「あくびが出る」で鳴くAssHのギターが好きすぎる。お帰りAssH。

2曲目「三原色」
手拍子で3連符のリズムを刻む。このキープが意外と難しい(笑)
途中でリズムがズレるのも含めて、会場に一体感が醸成されてゆく。

3曲目「もう少しだけ」
ユニバでのライブ、ユニ春、ということもあって、セトリも明るく前向きな曲で揃えてきたのがわかる。

4曲目「ラブレター」
珍しくikuraが入りの音を外す。少し高くはいっちゃったか。でもすぐに挽回、問題なし。
そしてここでサプライズが!キティちゃんがステージに登場、ikuraの歌に合わせて踊るコラボステージだ。
すかさず嫁が大きく反応。小さい頃、非売品のキティちゃんの家を無理やり親に買わせたほどのキティマニアだ。
こういうのはユニバでのライブならではで、特別感が尋常ではない。

5曲目「祝福」
ご存じ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のオープニング。
もうすぐ第二期スタート、オープニングはyamaに代わるそうだが、スレッタはどうなってしまうのでしょう・・・。
「呪い呪われた未来は君がその手で変えてゆくんだ」
この曲もユニ春にふさわしい。

6曲目「怪物」
さすがに炎の演出はなかったが、僕には炎が見えた、ような気がした。

7曲目「ツバメ」
ここでもサプライズで、セサミストリートのキャラクターたちが登場、キレキレのツバメダンスを踊る。
僕らの前にいたお姉さんも踊る、嫁も踊る。僕も少しだけ踊る。
少し話がズレるが、この曲の英語バージョンの空耳はすごいぞ。「たぶん」もすごいけど。

8曲目「好きだ」
耳タコのMVが可愛い。
この曲もCMで流れているので、みんなで歌いたい曲だ。

ここでikuraが「この春卒業する人~?」と会場に問いかける。
結構手が上がる。
手を挙げた一人にikuraが「因みにどこを卒業?」と聞くと「大学」という答え。Ikuraが「私も~」と答えると会場からは一斉に「おめでとう!」の声が。なんか、若いっていいなー。

そして9曲目、いまや卒業ソング定番となった「ハルカ」

さぁ残り時間もあと少しだ。
ikuraが少しいたずらっぽく、「皆の声が聴きたいな~」といいつつ、
ikura「あと2曲で終わりです!」
会場「え~~~~!」
なんというお約束。

10曲目、これは外せない「夜に駆ける」
何度聞いてもこれを歌うikuraはすごいと思う。

ラスト11曲目、トリはやっぱり「アドベンチャー」
スヌーピーたちがステージに登場、キレッキレのダンスを魅せる。

この日の最後、EXPRESS PASSを使って、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド、通称ハリドリに乗った。
ハリドリは好きな音楽を聴きながらパーク内を走るジェットコースターだ。

キラキラと光る車体が夜空に吸い込まれてゆく。パーク全体の夜景が目の前に広がる。もちろん、聴く音楽は「アドベンチャー」だ。
いつもの日常から飛び出して 限界のない冒険の舞台へ。
夜のパークを疾走するコースターと、なんてマッチしているんだろう。
出口へ向かう隣で娘が、感動して本気で泣いている。僕も半泣きになった。

さぁ、次はいつ会いに行けるかな。

忘れられない春が要る。

ユニ春は、コロナ禍で楽しい学生生活を満喫できなかった学生たちを応援する企画。
でもコロナ禍で満喫できなかったのはおっさんも同じ。
この3年間色々と我慢しているうちに還暦が目の前までやってきてしまった。

今年の9月で定年を迎えるが、おっさんなりに考えて、この春思い切って転職を決めた。37年間お世話になった会社を辞めることになったが、こんな僕を必要と言ってくれる会社と出会えたし、今の会社の皆もよかったね、と祝福してくれている。

まだあと少し働かないといけない(笑)
でも人生はいつだって「アドベンチャー」だ。

忘れられない春になった。
ユニバに、そしてYOASOBIに、感謝。
NO LIMIT!

公式Twitterより。見えないけどたぶん写ってる・・・


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