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みやざき子どもの貧困対策人材育成研修(11月14日回)

こんにちは、教員を助ける学生団体Teacher Aide宮崎支部のゆいです。今回は、宮崎支部のツイートでも宣伝した

「みやざき子どもの貧困対策人材育成研修」11月14日回

についてのまとめをしたいと思います。

↑こちらのツイートですね。お話しされたことのまとめと、わたしが感じたことを書いていきたいと思います。スケジュール等あわなくて参加することができなかった方はぜひ最後まで見て頂けると嬉しいです。


⑴子ども食堂「まんぷく食堂」(宮崎県国富町)

宮崎県国富町には萬福寺というお寺があるのですが、そこで開かれているのがこの子ども食堂「まんぷく食堂」です。

もともと高齢者と子どもの居場所、つなぎ場所として立ち上げられたそう。コロナ禍での立ち上げだったため、課題観のひとつとして、”コロナによる経済格差の広がり”もあったそう。しかし、コロナウイルス感染拡大防止対策も必要で、なかなかやりたいことが、やりたいだけできなかったそうです。このように、社会と家庭がより距離感を持たざるを得なくなり、助けたい人が助けられない状況が生まれたことも、大きな問題です。

まんぷく食堂では、食事の提供だけではなく、大学生や教員経験者がボランティアとして参加し、ワークショップ的な活動も行っているそうです。クリスマスのリースを作ったり、夏休みの学習支援などを行っていました。

感じていらっしゃる課題としては、

本当に困っている世帯に届けたいのに、個人情報の関係でそれができない(踏み込むことができない)

ということでした。


⑵子ども食堂「西都市児童館」(宮崎県西都市)

もともとスタンダードな児童館として運営していた西都市児童館ですが、やってくる子どもの一部に困り感(ちゃんと毎日ごはんを食べさせているかな?毎日お風呂に入れているのかな?などです)を感じ、子ども食堂を開始しました。

特徴としては、地産地消に力を入れ、”食育”という目線でも子ども食堂を運営していること。そして児童館という施設だからこそできる、子ども食堂以外のイベントや、児童クラブの閉館により、そこから食器などの備品をはじめから用意することができて、「ここだからできること」という、ポジティブな発想で子ども食堂を運営されていました。

感じていらっしゃる課題としては、

子ども食堂=貧困というバイアス(それがすべてではないということ)の解消

だそうです。食育の場、そして「個食」「孤食」の解消の場、今日はお仕事が忙しくて家事をお休みしたいお父さんやお母さんのための場所、という認識が、これから広まっていくといいなと思います。

⑶子どもの貧困とSDGs(株式会社シンク・オブ・アザーズ)

まず、本学、宮崎大学の竹内元先生のはじめのおはなしが興味深かったです。

「某新聞会社の新聞で、『子どもの貧困とSDGs』ということで、ゴール2『飢餓をゼロに』のトピックで子ども食堂が取り上げられていたんだけれど、違和感を感じました。…空腹を満たすために必要なのは『ごはん』であって、『居場所』ではないんですよね。」と。

今一度、みんなで、子ども食堂の認識。再確認する必要があると思います。

また、株式会社シンクオブアザーズさんが今回アクティビティとして持って来てくださったカードゲームが面白かったので紹介します。金沢工業大学の学生が作ったみたいで、これは学校現場にもぜひ取り入れたいなと。

わたしたちの地球を、わくわくするような未来を子どもたちに繋げるために、あらためてSDGsについて考えようと思ったし、できることからはじめたいと思いました。これは次の記事で書かせてください。

⑷終わりに

「みやざき子どもの貧困対策人材育成研修」11月14日回、さっそく学びが多く、そして子どもともっとも近い場所で働く学校職員をはじめとし、そして社会全体がもっともっと”じぶんごと”として考えられる大人たちでたくさんになるといいなと感じました。

今のわたしにできることは、こうやって、アンテナを高く張ってひたすら学ぶこと、そして自分なりに発信していくことです。

わたしは来年度から小学校教員として大好きな宮崎県ではたらきますが、その際の自分のトピックのひとつとして、

「豊かさとはなにか」

を考えられる子どもを育てたいなと強く感じました。今後もこの研修は続きます。都度アウトプットをしていきたいと思います。是非遊びに来てくださいね。

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