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思い出したら笑顔になってみる

傷ついた恋愛ほど忘れられません。傷つけられた相手ほど忘れられず執着してしまいます。

私は過去に恋人のことを深く深く傷つけてしまったことがあります。

その時は未熟だった私には傷つけている自覚もなく、そんな私に最大の愛情を注いでくれた大切な相手を失いました。

自分がその過ちに気づいた時、彼への後悔は消えました。

後悔しても仕方がない、彼にとっては私と離れることこそが幸せだったに違いないと素直に思えて、たくさんの愛を教えてくれた彼に感謝の気持ちでいっぱいになりました。


その彼から学んだことやあの時の後悔を繰り返さないようにと、あの時彼にできなかったことを相手にしてあげたいと、自分史上最高の自分で臨めたその次の恋で、なぜか私は深く傷つけられました。

今でも納得できません。だって自分のできることは全てやったし、誰がどう見てもいい彼女であった自信があるから。

冷静に考えれば、自分史上最高の自分は、彼にとっては最高ではなかったと、ただそれだけのことです。自分本位の恋愛になっていたのかもしれないなと反省もしました。

それでもやっぱり納得いかないし、今でもその時の彼への気持ちは消えません。彼に傷つけられたこと、あの時辛かったことは全く消えていきません。今でも鮮明に思い出し、何度でもあの過去に傷つけられ続けています。


多くの女性は月に一度、自分の意志とは関係なくやってくるアレのせいで、理由もなく悲しくなったりイライラしたり、どうしようもなく落ち込む時期があります。

私はあの期間になるとなぜか傷つけたれた過去を引っ張り出してきてしまうのです。

つい最近も、だいぶ彼への気持ちが薄らいで毎日を楽しく過ごしていたのに、無性に思い出してしまうなぁと思うことがありました。そして数日後、アレがやってきて「そういうことだったのか」と腑に落ちました。


つまり、私の中で「悲しい」「気分が落ち込む」という気持ちは、あの元彼と結びつくようにシステム化されているようです。「何となく悲しい」「何となく落ち込む」の「何となく」を説明するために、元彼の記憶を引っ張り出してきているようです。


じゃあ「悲しい」と思わないようになれば、元彼を思い出すことも減るのでは?元彼を思い出した時に「悲しい」という気持ちに結びつかなければ、『悲しい=元彼との記憶』ともならないのでは?そうなれば月1回のアレの時も、忌まわしい記憶を引っ張り出してくる必要は無くなるのでは?

そう思い立ったので、日常生活で元彼を思い出しそうになったら無理矢理にでも笑顔になってみようと思いました。

そうすると本当に不思議ですが、今まで悲しく暗い気持ちになっていた時間が全てキラキラ輝き出しました。とてもハッピーな気持ちになり、「今日はきっといい日になるな」なんて思えるようになりました。もちろん思い出しそうになった元彼のことなど微塵も思い出しませんでした。


笑顔の効果って本当に不思議。口角も上がるしきっとほうれい線対策にもなっているよねなんて思いながら、私は今日も笑顔を浮かべています。

この笑顔がいい未来を運んできてくれるような予感に包まれています。


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